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EU、1.8兆ユーロ規模の予算・景気刺激策の取りまとめに向け前進

  • EUの政府側交渉担当者と欧州議会、中期予算の規模で基本合意
  • 2021年からの復興基金の利用に向けて道開く

欧州連合(EU)の交渉担当者は、域内の中期予算計画で合意に達した。1兆8000億ユーロ(約224兆円)規模の予算、景気刺激策の取りまとめに向け一歩前進した。

  欧州では新型コロナウイルスの感染が再拡大しているほか、過去最悪のリセッション(景気後退)にも見舞われている。こうした中、EUに対しては、緊急対策パッケージを来年から利用できるよう交渉決着への圧力がかかっている。欧州委員会の予測によれば、EUの復興計画は今後数年間の域内総生産(GDP)を2%押し上げるとみられている。

  EU首脳らは今年7月に大規模な対策案の基本方針で合意したが、実現に向けては欧州議会の承認も必要だった。EUの政府と欧州議会による今回の基本合意は、復興基金の分配と法の支配を結び付けるメカニズムに関する先週の合意に次ぐものとなった。

  ドイツのミヒャエル・クラウス駐EU大使は「この切迫した状況を皆が理解し、EU予算と復興パッケージの迅速な実現に向けて道を開くことを望む」との声明を発表。「新たな障壁やこれ以上の遅延は必要ない」と続けた。クラウス氏は交渉でEU各国政府を代表した。

  復興基金7500億ユーロは、欧州委員会がEU全体を代表して債券を発行し調達する。今後は欧州議会と域内各国政府による最終承認、および域内各国議会での批准が必要となるが、ハンガリーは既に法の支配メカニズムを巡って反対姿勢を取っている。

Financing Recovery

Italy and Spain are the biggest beneficiaries of the EU’s recovery funds

Source: European Commission

原文:EU Clears Hurdle to Unlock 1.8 Trillion-Euro Budget Package (1)(抜粋)

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