コンテンツにスキップする

トランプ氏、気候変動に関する政府の調査責任者を更迭-関係者

  • クーパーバーグ氏は6日、任務終了の通知を突然受けたと関係者
  • 温暖化懐疑論者のレゲーツ氏が後任となる見込み

トランプ米政権は、地球温暖化に関する政府の調査責任者を突然更迭した。気候変動調査を巡って議会が4年に一度の公表を義務付ける全米気候評価(NCA)の次期執筆者指名などの期限が数日後に迫っており、更迭は次回公表のNCAに深刻な影響を与えかねないと科学者らは9日警告した。

  米エネルギー省の職員で米地球変動調査プログラム(USGCRP)を長年率いてきたマイク・クーパーバーグ氏は6日、任務終了の通知を受けた。事情に詳しい関係者2人が人事案件だとして匿名を条件に明らかにした。同プログラムはNCAの執筆者を選定し、輪郭を整える役割を担っている。オバマ前政権が主にまとめた2018年公表のNCAが発した警告をトランプ大統領は一蹴している。

トランプ米大統領、気候変動の影響に関する政府報告書の警告を一蹴

  クーパーバーグ氏のUSGCRPのアドレスに送った電子メールには、同氏が6日付で担当を外れ、エネルギー省に戻ったとの自動返信があった。この人事については、米紙ワシントン・ポストが先に報じていた。

  事情に詳しい関係者1人の話では、米海洋大気庁(NOAA)の次官補代理に最近任命された温暖化懐疑論者のデビッド・レゲーツ氏がクーパーバーグ氏の後任となる見込み。レゲーツ氏に電子メールとボイスメールでコメントを求めたが、返答はない。

  エネルギー省の担当者はコメントの要請に応じなかった。ホワイトハウスの報道官はコメントを控えた。

原題:
Trump Removes Head of Climate Office Whose Report He Rejected(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE