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ドル・円は下落、コロナワクチン開発受けた動きが一服-105円前後

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。新型コロナウイルスのワクチン開発進展を受けた前日の米株高・長期金利上昇が一服し、大幅に進んだドル高・円安の反動が出た。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時35分現在、前日比0.3%安の1ドル=105円03銭。朝方に付けた105円38銭を高値に一時104円82銭まで下落
    • 前日の海外時間の取引では一時2.3%高の105円65銭と10月20日以来の高値を付けた

ドル・円は上値が重い展開

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • 新型コロナワクチンの開発進展による景気見通しの改善を受けた海外市場のリスクオンはやや過剰だったとして、きょうの東京市場では円売りの揺り戻しが優勢
  • 目先の焦点は米株式市場が今回のワクチン開発ニュースを引き続き材料視するのか、一過性の材料にとどまるのか。リスクオン、オフを通じてドルと円の強弱に影響してくる
  • ドル・円がひとまず下げ止まるのは104円台半ば辺りか。米大統領選の影響で円を売りにくい状況は終わり、今後はリスクオン時にはドルとともに素直に売られるのではないか

あおぞら銀行の諸我晃チーフマーケットストラテジスト

  • 新型コロナのワクチン開発に関するニュースがかなりポジティブに受け止められ、海外市場ではリスクオンの株高・米金利上昇とともにドルが円などに対して大幅上昇したが、ドル売りの流れはまだ続いている
  • 米連邦準備制度理事会(FRB)の金融緩和姿勢の強さに加え、超ハト派のブレイナードFRB理事がバイデン次期政権の財務長官候補とされていることもドル安材料。ドル高が進んでいく材料は見当たらない
  • 久しぶりの105円台とあって、国内輸出企業などからのドル売りも

 

背景

  • 米株価指数先物は10日の時間外取引で小反落。日経平均株価は前日比65円高で取引を終了
    • 9日の米株式相場は上昇、S&P500種株価指数は2カ月ぶり高値で終了
  • 米10年物国債利回りは時間外取引で一時0.90%台に低下。前日には一時0.9730%と3月以来の水準まで上昇
  • ファイザーの新型コロナワクチン、確率90%超で感染防ぐとの暫定結果
  • FRB:資産価格に大幅下落のリスクと警告、新型コロナ拡大続けば-金融安定報告
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