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ウォール街幹部はバイデン政権に準備、トランプ氏の敗北宣言待たず

  • 「バイデン政権と協力する用意できている」-BofAモイニハン氏
  • ゴールドマンCFO、ねじれ議会で景気対策規模は小さくなると予想

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トランプ大統領が敗北を認めるまでウォール街は待っていない。銀行業界幹部はすでにバイデン政権を想定した事業へと目を向けつつある。

  バンク・オブ・アメリカ(BofA)のブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は9日、バイデン政権と「協力する用意はできている。創業以来の200余年でさまざまな政権と協力してきた」と、バーチャル形式で開かれた同社イベントの開会に際して発言し、次期大統領となるバイデン氏と同副大統領のカマラ・ハリス氏の勝利を祝福。「世界が向き合う大きな問題に取り組めることを楽しみにしている」と続けた。

Key Speakers At The Blackberry Cybersecurity Conference

BofAのブライアン・モイニハンCEO

撮影:Mark Kauzlarich / Bloomberg

  トランプ大統領は結果への異議を取り下げず、バイデン氏の勝利を認めていないが、米大企業は次へと進んでいる。JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモンCEOは7日、米国民は「有権者の決定を尊重し、平和的な政権移行を支持」しなければならないと、発表文で呼び掛けた。

  バイデン氏の勝利で米国の政治状況はより予測可能になるが、民主党が大統領と上下両院を制する場合と比べ、ねじれ議会で景気対策の規模は小さくなるかもしれないと、ゴールドマン・サックス・グループのスティーブン・シェール最高財務責任者(CFO)は会合で語った。選挙結果はまた、税制改革のペースや規模に疑問を生じさせるとの見方も示した。

  シェール氏は「バイデン氏が長く上院議員を務めていたことを考慮すると、ねじれ議会ではあっても協力の度合いは高まると思われ、市場は好意的に受け止めるだろう」と述べた。同氏はバイデン陣営に献金している。

  金融業界の他の幹部も今後2日間に開かれるバーチャル会合で発言し、見解を明らかにする予定。

原題:
BofA, Goldman Executives Prepare for Biden, Not Waiting on Trump(抜粋)

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