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ゴールドマンのストラテジスト、米選挙後の市場の焦点はワクチン開発

金融市場は米国の大統領・議会選挙の結果を織り込む方向に進んだようであり、焦点は新型コロナウイルスのワクチン開発の進展とより広範囲な経済成長見通しに戻る可能性がある。ゴールドマン・サックス・グループがこう予想した。

  ゴールドマンのストラテジスト、ドミニク・ウィルソン氏とビッキー・チャン氏は8日のリポートで、「次の主要なイベントリスクは、今後数週間に見込まれるワクチン関連ニュースかもしれない」と述べ、早期にワクチンが得られるニュースがあれば現行水準からの「意味のある」相場上昇につながる可能性があるとの見通しを示した。

  両ストラテジストによれば、早期の安全かつ効果的なワクチン接種のニュースを完全に織り込むため主要株価指数が上昇し、シカゴ・オプション取引所(CBOE)ボラティリティー指数(VIX)は下落する可能性がある。また、そのシナリオでドル安やクレジットスプレッドのタイト化、米国債利回りの上昇も見込まれるという。外国為替市場ではカナダ・ドルと豪ドルが最も恩恵を受けると両ストラテジストは付け加えた。

  トランプ米大統領はこれまでのところ敗北宣言を拒否しているが、世界の株式相場は9日、バイデン政権発足を見据えた楽観論から最高値更新をうかがう勢いを見せている。一方で、新型コロナの感染拡大が深刻化しており、世界経済のてこ入れにワクチンが重要であることが鮮明になっている。

原題:
Goldman Strategists Say Post-Vote Focus Set to Return to Vaccine(抜粋)

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