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バイオジェン時価総額、2兆円減少-認知症薬巡るFDA諮問委判断で

更新日時
  • 株価一時32%安と、取引時間中としては2005年2月以来の大幅な下げ
  • BofAも投資判断を下方修正-4日に引き上げたばかりだった

9日の米株式市場でバイオジェンの株価が急落した。同社とエーザイが共同開発したアルツハイマー病治療薬アデュカヌマブの有効性について米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会が厳しい見方を示し、承認の見通しが不透明になったためだ。アナリストからは株価の一段安を予想する見方が出ている。

バイオジェンとエーザイの認知症薬、FDA諮問委の支持得られず

  バイオジェンの株価は一時32%安と、取引時間中としては2005年2月以来の大幅な下げとなった。時価総額は先週の株価急騰後の水準から約190億ドル(約2兆円)減少した。

バイオジェン株急落も、アルツハイマー薬巡るFDA諮問委の判断受け

  既に3人のアナリストが投資判断を引き下げた。このうちバンク・オブ・アメリカ(BofA)は4日に投資判断を上方修正したばかりで、完全な転換となった。同行のジェフ・ミーチャム氏は「FDAが明らかに否定的な諮問委会合の結果から何か肯定的なことをいかに引き出せるかは現時点で想定しにくい」と述べた。

  ブルームバーグ・インテリジェンスのマーク・エンゲルスゲルド氏は、今回の諮問委会合の結果、アデュカヌマブが「商業的に成功する公算は小さくなった」と指摘。「明白な不信任投票」後に承認すれば、FDAに対する信頼が大きく損なわれるためだとした。

原題:
Biogen Plunges After Alzheimer’s Blow, Analysts Downgrade (3)(抜粋)

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