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バイデン氏の増税計画、実現不能も-新型コロナで米経済苦境の中で

  • 共和党が上院で多数派維持の可能性も阻害要因-2議席が決選投票
  • バイデン氏は大統領就任ならすぐにトランプ政権の減税撤廃と約束

米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン氏は、就任後すぐにトランプ政権の減税を撤廃すると約束していたが、米国の経済情勢や上院で共和党が引き続き多数派を維持する公算があるため公約は予見できる将来に実現しないかもしれない。

  バイデン氏は早期に議会に経済対策を提案する見通しで、増税計画は少なくとも2、3カ月進展しないことになりそうだ。

  また、民主党が多数派を維持した下院は増税案に理解を示すが、共和党が引き続き上院を支配すれば同案を阻止することが可能。新議会での上院の勢力図はジョージア州での2つの決選投票に左右される。

  大統領選の前に、議会では経済対策で合意が不成立。ウォール街や米企業はバイデン氏が大統領に就任すれば大幅増税が実施されると懸念していた。だが、米経済が依然として新型コロナウイルスで困難な状況にある中で、増税案が上下両院のいずれかで近い将来に可決されることには懐疑的な見方がある。

  キー・プライベート・バンクの最高投資責任者(CIO)、ジョージ・マテオ氏は「どんな大統領でもパンデミックの中で直ちに増税するのは難しいだろう」と述べ、「人々に過剰反応してほしくない。増税は遅れるかもしれない」と指摘した。

原題:
Stimulus and McConnell Will Likely Inhibit Biden’s Tax Hike Plan(抜粋)

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