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ハリス氏、米国初の女性副大統領に-多様な視点を政権に反映へ

  • 黒人でインド系米国人の米副大統領誕生という意味でも初めて
  • 民主党にとってアジア系有権者を味方に付けるのに役立つ可能性
カマラ・ハリス上院議員

カマラ・ハリス上院議員

Photographer: Sarah Silbiger/Bloomberg
カマラ・ハリス上院議員
Photographer: Sarah Silbiger/Bloomberg

米国の副大統領選出を確実にしたカマラ・ハリス上院議員は多くの点で「初めての人」だ。女性、黒人、そしてインド系米国人が副大統領に就任するのはいずれも初めて。

  夫のダグラス・エムホフ氏も歴史を変えることになるだろう。副大統領の伴侶が男性というだけではない。大統領か副大統領の配偶者がユダヤ人のケースも初めてだ。ハリス氏自身はバプテスト派だ。

  政治ストラテジストや人種間の平等を求める活動家らは、このような異例ずくめが単に象徴的な勝利なのか、それともジェンダーと人種の関係の大転換、長く続く民主連合の始まりになるのか見守っている。

Kamala Harris Holds Get Out The Vote Event

カマラ・ハリス氏

写真家:セルジオフローレス/ブルームバーグ

  象徴的意味だけでも重要だ。ストラテジストによれば、黒人女性は民主党のバックボーン。彼女らは投じる票が多いだけでなく、スタッフを支援し、主要な選挙の勝利の力となっている。だが、その意向が候補者や政策決定に十分に反映されてきたとは限らない。

  ハリス氏は先月のCBSとのインタビューで、バイデン政権に自らの多様な視点を持ち込むと約束した。インドからの移民の母とジャマイカ生まれの父の娘という生い立ちもその経験に含まれる。ハリス氏はクリスチャンだが、母とヒンドゥー教の寺院にも赴いた。

  そのようなハリス氏のバックグラウンドは、米国で最も急速に拡大する人種的ないし民族的グループであるアジア系米国人の有権者を鼓舞するのに役立つと考えられる。アジア系米国人からの票の取り込みに民主党も共和党も取り組んできた。

  一方、「ザ・タフ・スタンダード」の共著者として知られるロナルド・F・レバント氏は、夫のエムホフ氏について、妻を支えるため企業顧問弁護士として成功を収めていたキャリアから身を引くことにより、男性にとって異なる道を既に示していると指摘する。

  副大統領の妻は多くの場合、ファーストレディーと同じような関心を引くことはないが、エムホフ氏はこの役割を担う最初の男性という理由だけで、より大きな関心を集めることになるだろうとレバント氏は話している。

Kamala Harris Accepts Vice Presidential Nomination At Democratic National Convention

ハリス氏と夫のダグラス・エムホフ氏

写真家:Stefani Reynolds / Bloomberg

原題:Kamala Harris Gives America a Second Family Full of Firsts(抜粋)

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