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ウォール街、「穏健」バイデン氏に期待-ウォーレン氏ら進歩派を警戒

  • 進歩派と中道派の争いをバイデン氏がどう仕切るかウォール街は注視
  • 民主党内の進歩派はウォール街の規制強化と利益の抑制に動く構え
Financial Markets React To President Trump's Coronavirus Diagnosis
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America
Financial Markets React To President Trump's Coronavirus Diagnosis
Photographer: Spencer Platt/Getty Images North America

バイデン次期米大統領の数十年にわたる政治キャリアの一般的特徴は「穏健」であり、ウォール街はそこに安心を感じている。しかし、バイデン氏にはリベラル色の強い協力者もいて、神経質にならざるを得ない。

  民主党内の進歩派と呼ばれる人々は、ウォール街の規制強化と利益の抑制に動く構えを見せ、民主党内の進歩派と中道派との今後の争いをバイデン氏がどう仕切るか、金融業界の経営幹部らは注視することになる。

  民主党の長年のストラテジストや企業の顧問弁護士、元ロビイストらで構成する財界に友好的なインナーサークルが、財務省証券取引委員会(SEC)の人選に最大の影響力を行使することを銀行や金融機関は期待している。

  上院は共和党が多数派を維持する可能性が高い情勢にあり、上院の指名承認がはるかに容易に進むと予想される中道派候補には大きな利点がある。

  富の不平等と大銀行不信に焦点を当てるエリザベス・ウォーレン上院議員に触発された民主党のリベラル派は、同じ考えを持つ当局者を規制・監督のポストに就けることに力を注ぐ構えだ。

  ビーコン・ポリシー・アドバイザーズのマネジングパートナー、スティーブン・マイロウ氏は「人事こそが政治だ」とした上で、進歩派は「バズーカ砲」で武装し、戦闘に入っていると指摘。「一定の再規制が行われるのは間違いないだろう」と予想した。

  事情に詳しい関係者が語ったところでは、バイデン政権への移行準備として、規制・監督機関の見直しに関する助言を行うため、商品先物取引委員会(CFTC)委員長を務めたゲーリー・ゲンスラー氏と、キーバンク幹部のドン・グレーブス氏が既に起用された。

  オバマ政権下でウォール街に立ち向かったと定評のあるゲンスラー氏の登用は進歩派をなだめる一方、バンカーとして長年の経験を持つグレーブス氏らの関与は、金融機関を安心させる可能性が高い。

Can Buybacks Resume?

Banks will return excess capital to shareholders if regulators allow them

Source: Bloomberg Intelligence

Note: CET1 capital that exceeded regulatory requirements at the end of September.

Paying More to Uncle Sam

After years of savings provided by Trump tax cuts, banks could see an increase in their tax bill

Source: Company filings, Barclays estimates, Bloomberg calculations

Note: Savings by the six biggest U.S. banks for 2018 to 2020 compared with pre-2017 tax reform rates. Estimated increase for 2021 based on a potential tax rate hike to 28% and compared with current effective tax rates.

Rising Profits

Earnings for FDIC insured banks topped $230 billion in 2018 and 2019

Source: FDIC

原題:Wall Street Wants to Be Sure Biden Can Keep Warren’s Army at Bay(抜粋)

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