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英・EU通商交渉、英国は主要問題で何ら動き見せず-バルニエ氏

  • 英国は合意に必要な妥協を「分かっていない」-バルニエ氏
  • ジョンソン、フォンデアライエン両氏が7日に電話協議へ

英国と欧州連合(EU)の通商交渉でEU側の責任者を務めるバルニエ首席交渉官は、交渉を長引かせている主要な問題について英国は何ら動きを見せる兆しがなかったと、今週のEU大使らとの会合で発言した。ジョンソン英首相に合意を成立させる意思があるのなら、姿勢を転換する政治決断を下さなければならないだろうとの見方も示した。

  4日に行われた会合の外交文書によると、バルニエ氏は英国側の責任者であるデービッド・フロスト氏にこの点を直接指摘した。バルニエ氏の感触では、英国は通商合意を望んでいるが合意に必要な妥協や譲歩をまだ「分かっていない」。ブルームバーグは同文書を確認した。

  英国は最後の瞬間に包括的な妥結に持ち込もうと最も困難な問題を最後まで先送りしようとしている可能性があると、バルニエ氏はEU大使らに示唆。その上で英国の引き延ばし戦略は成功しないと述べ、来週の交渉で著しい進展がなければ、EU加盟国は今後の進め方を決断しなければならないだろうと警告した。

  この通商交渉を巡り、ジョンソン英首相と欧州委員会のフォンデアライエン委員長は7日に電話協議する。EU報道官がツイッターで明らかにした。

  双方は14日間連続で交渉を行ったが、いわゆる公平な競争条件と漁業権、合意履行方法の3つの重要な問題で行き詰まり、交渉状況について両者から今週明るい声は聞かれなかった。来週ロンドンで再開する協議が極めて重要であり、決定的となる見通しだ。

原題:U.K. Must ‘Internalize’ What’s Needed for Deal, Barnier Tells EUJohnson and EU’s Von Der Leyen to Speak Saturday on Brexit (1)(抜粋)

  

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