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UBSに5億ドル求め提訴、中国人実業家の郭氏-株式強制売却で損失

  • UBSの強制ロスカットで投資が吹き飛んだと、郭氏が主張
  • 申し立て内容には強い異議、徹底的に立場を主張していく-UBS

中国人実業家で資産家の郭文貴氏はUBSグループの強制ロスカットで損失を被ったと主張、同行に5億ドル(約516億円)の支払いを求めて提訴した。郭氏はトランプ政権で首席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏と近い関係にある。

  郭氏は米国で5年余り亡命生活を送っている。同氏によれば、中国大手証券会社の海通証券の株式取得に絡みUBSから圧力を受けてマージンローンを借り入れたが、2015年に香港市場で海通証券株価が45%下落した際にUBSが強制売却したという。この結果、郭氏の投資は吹き飛んだ。

  UBSは「申し立て内容には強く異議を唱え、徹底的に当行の立場を主張していく」との声明を発表した。

  郭氏がこの件でUBSを訴えるのは今回が初めてではない。ニューヨークでも訴えたが退けられたため、今回はロンドンで行った。郭氏はUBSが強制ロスカットの条項をマージンローンの契約に盛り込んでいたことに当初気づかなかったと述べていた。

  郭氏は中国が米国で混乱を引き起こそうとしていると主張、その言葉を真剣に受け取ってくれるとしてバノン氏と親交を深めた。バノン氏が今年8月に詐欺容疑で逮捕されたのは、郭氏が所有するヨットの船内だった。

US-CHINA-FRANCE-GUO

郭文貴氏(左)とバノン氏

原題:UBS Sued for $500 Million by Chinese Tycoon Over Deal Gone Awry(抜粋)

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