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中国経済成長率、年平均5%未満か-習総書記の長期ビジョン

  • 2035年まで年平均4.7-5%成長を示唆-エコノミスト分析
  • 来年の全人代でより具体的な目標が公表される可能性

中国共産党の習近平総書記(国家主席)が描く長期ビジョンでは、年間成長率が5%に届かない水準となる可能性が高い。過去30年間のトレンドを大きく下回る国内総生産(GDP)の伸び率だ。

  中国国営メディアによれば、習総書記は10月下旬の第19期中央委員会第5回総会(5中総会)で、経済規模を2035年までに2倍に拡大することは可能だと演説した。エコノミストらの予想レンジに基づくと、こうした方針は年平均4.7-5%成長を示唆している。

中国主席、2035年までにGDP倍増可能-5年内の高所得国入り目指す

Rebound Expected

But growth in next five-year plan to be lower than before

Source: China's National Bureau of Statistics, Bloomberg surveys

  5中総会では次期5カ年計画(2021-25年)などの基本方針が採択された。国家発展改革委員会(発改委)は5カ年の数値目標を提案するとしているものの、今のところ未公表。ロイター通信は5%程度の成長率を目標とすることが検討されていると報じた。

  キャピタル・エコノミクスのジュリアン・エバンスプリチャード氏らエコノミストは「4.5%を上回る成長率をこれから15年間維持するのは、多くの人々が想定するより中国にとっては野心的」な目標だとリポートで指摘。今後10年の外部環境はここからさらに難しくなる公算が大きく、資本蓄積に対するリターンが縮小することから、中国は生産性向上のペースアップが必要になるとの分析を示した。

  来年3月に開催が見込まれる全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で5カ年計画などが採択される際、より具体的な目標が発表される可能性がある。

エコノミスト予想(中国の経済計画発表後)
GDP成長率(2021-25年、年平均)

GDP成長率(21-35年

、年平均)

35年までの1人当たりGDP
JPモルガン5.5%4.73%-
スタンダードチャータード5.5-6%4.8%-
ANZ-4.7%3万5000〜4万ドル
野村ホールディングス約3.9%4.7%2万3000ドル
交銀国際-4.7%-
ブルームバーグ・エコノミクス-4.7-5%2万800ドル

原題:Xi Eyes Sub-5% Growth Rate in New Vision for Chinese Economy(抜粋)

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