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【債券週間展望】利回り曲線スティープ化、超長期債の需給懸念で

11月第2週(9日-13日)の債券市場では利回り曲線にスティープ(傾斜)化圧力が掛かると予想されている。来週から超長期債の入札が5週連続で予定されていることから、需給悪化への警戒感が強まるとの見方が背景にある。

市場参加者の見方

◎三井住友トラスト・アセットマネジメントの押久保直也シニアエコノミスト

  • 超長期債の入札スケジュールを考えると、じりじりと金利に上昇圧力が掛かってしまうだろう
  • 米大統領選挙の結果判明まで時間がかかる可能性もあるが、過剰流動性相場の中ではどのシナリオになっても低金利の債券から株に資金が流れやすい
  • 需給と外部環境が逆風となり、来週は今よりも金利水準の目線が上がるとみている
  • 長期金利の予想レンジはゼロ%~0.05%

◎岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 来週は30年債、5年債と入札が続くことから、積極的に上値を買い進む動きは限られそうだ
  • 投資家の押し目買い姿勢に変化はなく、引き続き相場の下値不安は小さいだろう
  • 新型コロナウイルスの感染再拡大や米大統領選の結果など不透明要因が多く残っており、債券相場は横ばいでの推移が続く見込み
  • 長期金利の予想レンジは0.01%~0.04%


国債入札予定

対象年限発行予定額
  10日30年9000億円程度
  12日5年2.5兆円程度

日銀オペ予定

対象年限直近の通知額
  9日5-10年4200億円
  10-25年1200億円
  11日1-3年5000億円
3-5年4200億円
5-10年4200億円
  • 主な材料

  • 9日:日銀金融政策決定会合の主な意見(10月28、29日分)
  • 10日:9月の国際収支
  • 12日:10月の米消費者物価指数 
  • 13日:11月の米ミシガン大学消費者マインド指数

  

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