コンテンツにスキップする

ユーロ圏の2021年成長率予想を4.2%に下方修正-欧州委員会

  • 今年はユーロ圏平均でマイナス7.8%、スペインが域内最悪
  • パンデミックが予想以上に深い傷跡残す可能性-欧州委

新型コロナウイルスの第2波に伴う制限措置で、欧州経済の来年の回復は緩慢にとどまりそうだ。

  欧州連合(EU)の欧州委員会は5日発表した経済見通しで、ユーロ圏の2021年成長率予想を4.2%に下方修正した。今年の落ち込みは想定よりも小幅とみているものの、最新のロックダウン措置は織り込んでいない。ロックダウンの影響で域内主要国の一部はリセッション(景気後退)に逆戻りする可能性がある。

  欧州委のジェンティローニ委員(経済・財務担当)は発表資料で、「欧州の回復は新型コロナの再燃によって中断された。不確実性がきわめて高い現状では、各国の経済・財政政策が引き続き景気を支える必要がある」と指摘した。

  各国政府は2回目のロックダウンを回避しようとしてきたが、ここ数週間に強力な措置を取らざるを得なくなった。

  欧州委はパンデミックが「多数の企業破綻と労働市場へのヒステリシス効果などによって」、予想以上に深い傷跡を残す可能性があると分析した。

Next Year’s Rebound

The economy is predicted to expand 4.2% in the euro area in 2021, 4.1% in the EU

Source: European Commission

  また、各国がその経済構造によって「かなり異なる成長軌道」をたどる可能性があるとし、今年のスペイン経済について域内最悪となる12%余りのマイナス成長を予想した。ユーロ圏の平均はマイナス7.8%。

  欧州委は英国について、EU離脱後の通商協定がまとまらない場合を想定した予測を初めて公表し、2桁台のマイナス成長になるとの見通しを示した。

Virus Fallout

Euro-area economies are set to contract this year, bounce back in 2021

Source: European Commission

原題:
European Economy Faces Deeper Scars Amid New Virus Restrictions(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE