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バイデン政権誕生期待の中国人民元-大統領選の開票状況に敏感に反応

  • バイデン政権なら中国との貿易戦争に関し、より予測しやすい
  • 5日の本土市場で、人民元は一時18年7月以来の高値

米大統領選挙の結果に最も敏感な資産の1つとして中国人民元が浮上しつつある。

  4日遅い時間のオフショア取引で、人民元は一時0.9%高の1ドル=6.6202元と2018年7月以来の高値を付けた。その前には1.4%安となる場面もあった。こうした変動の大きさは、中国が15年8月に人民元を事実上切り下げた後に記録して以来だ。

  人民元の1週間物インプライドボラティリティー(IV、予想変動率)は過去最高水準から低下し、トレーダーは元安に対するヘッジを減らした。

  米国でバイデン政権が誕生すれば、対中政策でもっと穏健になる可能性があり、少なくとも中国との貿易戦争に関し、より予測しやすくなるとアナリストらはみており、大統領選の開票状況に人民元は特に敏感に反応している。

China's yuan saw biggest swing in five years

  クレディ・アグリコルの新興国市場担当シニアストラテジスト、ダリウス・コワルツィク氏は「今、市場の焦点はファンダメンタルズに戻ろうとしている。そして人民元のファンダメンタルズは非常に強い」と、資本流入と中国経済回復を重要な支援要因として挙げながら指摘。バイデン政権の誕生がはっきりし次第、6.6元を超える元高に進むと予想した。

  5日の本土市場で、人民元は一時0.25%高の6.6381元と、18年7月以来の高値を付けた。

原題:Yuan Swings Most Since 2015 Devaluation on Biden’s Prospects(抜粋)

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