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円高が重しかアジア回復が追い風か-日本株への海外勢見方分かれる

  • ブラックロックは日本株をアンダーウエートに格下げ-円高が重し
  • ピクテAMはアジア経済回復の恩恵評価、オーバーウエートに格上げ

米大統領・議会選挙結果の見極めが続くなかで、5日の日経平均は一時2万4000円を上回ったが、海外投資家の日本株の先行きに対する見方は分かれている。

  ブラックロックは今週、為替相場の円高が日本の輸出株に重しになる可能性があるとして、日本株を「アンダーウエート」に格下げした。グローバル・チーフ投資ストラテジスト、マイク・パイル氏は、「世界貿易の回復によって日本株が享受できるメリットは、他のアジア市場や新興国市場全般よりも小さい」が、日本市場に対して「完全にネガティブではない」と付け加えている。

  一方、ピクテ・アセット・マネジメントは、アジア地域がコロナウイルス感染拡大から回復することで、日本経済が恩恵を受ける可能性は高いとの見方から日本株を「オーバーウエート」に格上げした。チーフストラテジスト、ルカ・パオリーニ氏は3日付メモで、菅義偉首相の下で企業改革が継続されるとの期待から、日本株は今後数カ月間にさらに資金を引き寄せる可能性があると指摘した。

Japanese stocks rally to break out of their narrow recent range

  今シーズンの日本企業の業績はこれまでのところ好調だ。ブルームバーグがまとめたデータによると、既に四半期決算を発表した日経平均構成企業の業績は平均24%のプラスのサプライズをもたらした。日本企業の業績予想の回復がアジア市場全体に比べて遅れていることから、日本株の格上げの余地は残されている可能性がある。

  ジェフリーズ・ファイナンシャル・グループのストラテジスト、ショーン・ダービー氏らは4日付のレポートで「過去の世界的な景気後退局面で、日本企業の業績回復はつねにV字型を描いてきた。今回も同様となることは間違いないだろう」との見方を示した。

原題:
Japan Equity Outlook Pits BlackRock Against Pictet: Taking Stock(抜粋)

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