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中国のアルツハイマー病新薬、米国で臨床試験開始-巨大市場開拓狙う

  • 成功すれば、米国だけで300億ドル規模の市場が開かれる可能性
  • 4月にFDAが臨床試験を承認、昨年11月に中国当局の認可得る

中国の製薬会社、上海緑谷製薬などが開発したアルツハイマー病治療薬「 九期一」(Oligomannate、GVー971)について、待望の臨床試験が米国で始まる。

  同社は今週に入り、世界的な第3相試験の米国部分で対象となる最初の患者が決まったと発表。4月に米食品医薬品局(FDA)から、軽度から中等度の患者を対象にこの薬が持続的な認知改善をもたらすことができるかどうかを調べる臨床試験の承認を得ていた。

  褐藻由来の同薬は昨年11月、中国当局の認可を受けた。患者数が米国で580万人、中国ではその2倍近くに上るアルツハイマー病の新薬としては17年ぶり。

  試験では中国と米国、欧州で患者2046人の登録を目指しており、今後半年で最初の600人の登録が見込まれている。米国の研究者によれば、患者への投与は4週間以内に開始されるという。

  アルツハイマー病の進行を食い止められる治療薬は今のところなく、開発に成功すれば米国だけで最大300億ドル(約3兆1300億円)規模の市場を開拓できるかもしれないとサンフォード・C・バーンスタインのアナリストは指摘。英アストラゼネカや米イーライリリーなどの製薬大手各社は長年にわたり巨額を投じて190余りの試験薬を開発してきたが、成功していない。

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原題:China Alzheimer Drug Seeks Global Legitimacy With U.S. Trial (1)(抜粋)

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