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ゴーン被告逃亡ほう助の容疑者、日本では「拷問」受けると主張

日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の日本脱出をほう助したとされる容疑者親子は、日本への身柄引き渡しを避けようと最後の法的な訴えを行った。2人は米判事に対し、日本の当局が自分たちに「精神的、肉体的な拷問」を行うと主張している。 

  元米陸軍特殊部隊(グリーンベレー)隊員のマイケル・テイラー容疑者と息子のピーター・テイラー容疑者は4日に提出された裁判書類で、自分たちが「米国の裁判所が決して認めないような状態で拘束され、弁護士の立ち合いなしで長時間の尋問を受けることになる」と訴えた。

  この主張は、2人の論調と戦略の変化を示す。ボストン連邦地裁のインディラ・タルワニ判事に保釈を求めている親子は過去数カ月、ゴーン被告の脱出で自らが果たした役割が日本では犯罪に当たらないと主張してきた。それがここにきて、差し迫った身柄引き渡しを人権問題と位置づけている。

  ただ、両容疑者の訴えが認められる可能性は低い。タルワニ判事は9月、日本の要請は米国との犯罪人引き渡し条約に記された条件を満たしていると判断した。米国務省は先月、2人の移送を承認していたが、29日に同判事が両容疑者に最後の法的主張の時間を与える判断を下し、日本への身柄引き渡しを遅らせていた。審理は5日に行われる。

  司法省にコメントを求めたが、今のところ返答は得られていない。

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原題:
Ghosn’s Alleged Accomplices Say Japan Would ‘Torture’ Them(抜粋)

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