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アップル、iPhone12向け電源管理半導体の不足に直面-関係者

更新日時
  • サプライヤーはアップルとiPhone12を他の顧客より優先する見通し
  • カメラ機能も追加した5G対応iPhoneにとって電源管理は特に重要

アップルは「iPhone(アイフォーン)」などの端末で電力消費を管理する重要な半導体の不足に見舞われていると、事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。最新アイフォーンの年末商戦需要に対応できなくなる恐れがある。

  アップルにとって通常最大の繁忙期である10-12月に、このボトルネックがどの程度までアイフォーンの供給を制限するかは不明だ。この電源管理半導体の不足にもかかわらず、サプライヤーはアップルとアイフォーン「12」を他の顧客よりも優先する可能性が高いと同関係者は説明した。情報の部外秘を理由に匿名を条件に語った。

  関係者によれば、さまざまな製品向けの半導体需要の増加や、新型コロナウイルスに伴うサプライチェーンの混乱が電源管理半導体不足の主な原因だという。

  アップル向け半導体を製造する台湾積体電路製造(TSMC)は10月、第5世代(5G)通信規格対応スマートフォンが第4世代(4G)向けよりも30ー40%多くの半導体を必要とすると指摘。また、大手スマホメーカーの華為技術(ファーウェイ)が米国の制裁を控えて部品を大きく備蓄したこともあり、新型コロナを巡る見通しの不透明性も顧客の部品確保に拍車を掛けている。

  関係者によると、混乱は今後2四半期にわたり続く見通しだという。

  カメラ機能も追加した5G対応のアイフォーン12にとって、電源管理は前モデルよりも重要となっており、こうした部品のニーズが高まっている。アップルは最近、5G対応の4モデルを発表し、アナリストは消費者の強い需要を予想している。

  アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は最近のアナリストとの電話会議で、アイフォーン12、「Mac(マック)」、「iPad(アイパッド)」、「アップルウオッチ」の一部モデルの供給上の制約を警告していた。ただ、具体的に電源管理半導体には言及しておらず、供給上の制約がどれぐらい続くか「予想は難しい」とも述べていた。アップルの広報担当者はコメントを控えた。

原題:Apple Is Said to Face Shortages in Power Chips for iPhone 12 (1)(抜粋)

(3段落目以降に詳細を追加して更新します)
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