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ドルは104円に下落、米議会ねじれ懸念で米金利低下-ポンド安い

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は下落。米上下院でねじれ状態が続く可能性への懸念などから米長期金利が低下しており、ドル売り・円買いが優勢となった。ポンドは英中央銀行が量的緩和(QE)を拡大するとの観測で下落した。

  • ドル・円は午後3時40分現在、前日比0.1%安の1ドル=104円37銭。朝方付けた104円54銭を高値に一時104円22銭まで下落
  • ポンドは対ドルで0.3%安の1ポンド=1.2956ドル。対円では0.4%安の1ポンド=135円23銭

ドル・円は米金利低下を受けて下落

市場関係者の見方

ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミスト

  • 米大統領選でバイデン氏が勝った場合でも米議会のねじれ状態が続きそうなので、大規模な景気刺激策の観測が後退している。米長期金利の低下に注目が集まりドル安要因に
  • 前大統領オバマ氏もトランプ氏も政権発足時は上下両院とも与党が過半数を占めていたが、バイデン氏がもし勝利しても思い通りの政権運営が難しくなる可能性が高い
  • ドル・円は選挙前から方向感がつかみにくかった上、選挙後も結果自体と他の市場参加者がどう動きそうかの予測が難しく、結果的に104円台でのもみ合いに落ち着いている

ソニーフィナンシャルホールディングスの石川久美子為替アナリスト

  • ドル・円は104円ちょうどが目先の節目。米金利がさらに下がるとドル安圧力が強まるので、足元では株価より米金利の動向が重要
  • 新型コロナウイルス感染拡大もリスク回避要因
  • ポンドは英中銀のQE拡大観測に加え、欧州連合(EU)との交渉難航もあって下落

背景

  • 米10年物国債利回りは時間外取引で一時0.73%台まで低下。前日には一時0.9435%と6月5日以来の高水準
  • 日経平均株価は前日比410円高で取引を終了
  • 米大統領選:バイデン氏、勝利に大きく近づく-トランプ陣営は集計巡り提訴
  • 新型コロナ】世界の新型コロナ死者数、1日当たりの最多更新
    • 英議会はジョンソン首相が発表した新たなロックダウン措置を承認
  • 英中銀、5日の政策発表を早朝に前倒し-QE1000億ポンド拡大か
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