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米ねじれ議会の可能性、連邦準備制度に対する追加刺激策の圧力高まる

  • 積極的な財政出動の見通し後退、金融当局の債券購入に関心シフト
  • パウエルFRB議長、5日政策決定後に債券購入計画見直し示唆も

接戦の米大統領・議会選挙を受け、連邦準備制度は上院と下院で多数派が異なる「ねじれ議会」の下で一段の金融刺激策の実行を迫られる見通しが強まっている。

  米連邦準備制度は5日の連邦公開市場委員会(FOMC)終了時に政策変更を発表しない見込み。だが、パウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長は、債券購入プログラムの今後の見直しを示唆する可能性がある。民主党がホワイトハウスと上下両院を制する見通しが後退するのに伴い、世帯や企業向けの積極的な財政出動の可能性も低下しているためだ。

  大規模経済対策への期待が低下し、米金融当局の資産購入プログラムに投資家の関心がシフトする中で、米国債相場は4日に大幅高となった。

  コーナーストーン・マクロのパートナー、ロベルト・ペルリ氏は「(米金融当局の)行動については多くの可能性がある」と指摘。資産購入対象を期間長めの債券に集中させることや資産購入の増額、中小企業支援策「メインストリート貸し付けプログラム(MSLP)」の条件再修正、イールドカーブ・コントロール(YCC)に言及した。

  同氏はその上で、「これらの選択肢のどれも、特に力強い効果を持ったり、強力な財政プログラムの良い代替となったりする可能性はない」とも述べ、「最終的に米金融当局は少なくともそれらの幾つかを利用する必要があるだろう」と予想した。

  大統領選は激戦州でまだ開票作業が続いている。ただ、上院は共和党が多数派を維持する公算が大きく、大統領選の勝者が誰であろうと、議会で今後数カ月に追加の大型財政政策がまとまる見通しは険しくなっている。

Expansion in U.S. service industries cooled at beginning of fourth quarter

原題:
Gridlocked Washington Would Force Fed to Do More for Economy(抜粋)

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