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ペロシ米下院議長の権力に痛手、議会選挙で民主党の勢力が縮小

  • 落選した一部の民主党議員からペロシ氏の交渉手法などに不満相次ぐ
  • 2023年以降は議長職にとどまることを目指さないと2年前に表明

3日投票の米議会選挙結果を受け、ナンシー・ペロシ下院議長の威信と権力は低下した。民主党が下院で過半数ながら勢力を縮小し、共和党が交渉力を高める状況で、同氏は米議員として最後の任期を迎えるとみられる。

  民主党は選挙全般で予想を下回る結果となった。このためペロシ氏は思想的な幅が広い党員をまとめる余地が減り、たとえ民主党のジョー・バイデン前副大統領がトランプ大統領に勝利したとしても、共和党主導の上院となお対立する可能性がある。

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  今回の選挙結果は、新型コロナウイルスの新たな経済対策を巡ってトランプ政権との交渉を主導してきたペロシ氏の影響力に直接響くものだ。トップダウン式の交渉手法や2兆ドル(約208兆6000億円)超の措置にこだわる姿勢について、3日の選挙で落選した一部の民主党議員などから不満が相次いでいる。

  ペロシ氏(80)は2年前、2023年以降は議長職にとどまることを目指さないと表明した。議長に再び立候補する方針は既に示しているが、それ以降の自身の計画については言及していない。今後2年間は同氏にとって議長としてだけではなく、議員としても最後の任期になる可能性がある。

House Speaker Nancy Pelosi Speaks On Election Night

記者会見で語るペロシ下院議長(首都ワシントン、11月3日)

写真家:Alyssa Schukar / The New York Times / Bloomberg

原題:Pelosi’s Power Takes a Hit With Diminished U.S. House Majority
(抜粋)

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