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Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
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日経平均約2年ぶり高値、米議会ねじれで政策リスク後退ー医薬品高い

更新日時
  • バイデン氏、勝利に大きく近づく-トランプ陣営は集計巡り提訴
  • 民主党が上院の過半数制する可能性が後退-共和現職善戦
Stock figures on a screen at the Tokyo Stock Exchange (TSE), operated by Japan Exchange Group Inc. (JPX), in Tokyo, Japan, on Thursday, Oct. 29, 2020. Japanese stocks pared losses after the Bank of Japan’s policy decision and as U.S. futures bounced back following a global equity rout.
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg

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5日の東京株式相場は3営業日続伸、日経平均株価は終値ベースで2018年10月3日以来の水準。米上院選で共和党が過半を維持するとの観測から上下院で多数派が異なるねじれ状態が続き、米大統領候補の掲げる政策リスクは避けられるとの期待が広がった。米大型ハイテク企業への規制強化や、薬価引き下げなどの懸念が後退し、電機、医薬品などを中心に買われた。

  • TOPIXの終値は前日比22.69ポイント(1.4%)高の1649.94
  • 日経平均株価は410円05銭(1.7%)高の2万4105円28銭-2018年10月3日以来の水準

<きょうのポイント>

  • バイデン氏、勝利に大きく近づく-トランプ陣営は集計巡り提訴
  • 民主党が上院の過半数制する可能性、後退-共和現職善戦
  • ドル・円相場は1ドル=104円40銭付近で推移、前日の日本株終値時点は104円95銭

  岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは「大統領選前に一時的にリスク回避のため持ち高を調整していた投資家が、イベントを通過し買い戻している動きがある」と指摘。「市場参加者の間では誰が米大統領になってもいい論調になっており、トランプ氏が選挙結果で揉めても株価は大きく動かないと見ているのではないか」と話した。

  米国株高を受け小高く始まった日本株は堅調に推移した。日経平均は午後に一段高となり取引終了にかけて2万4100円を上回った。ソフトバンクグループ、エーザイ、東京エレクトロンなどの上昇が寄与した。

  アイザワ証券投資顧問部の三井郁男ファンドマネジャーは、バイデン氏が掲げる財政政策は共和党の3倍の大きさで、「実行すれば米財政悪化は避けられず金利上昇リスクがあるが、ねじれとなりすぐ実行できなさそうで金利は下がっている」と指摘。金利低下により株価収益率(PER)の許容が出てきたため、「ITや医薬などの成長セクターが再度買われている」と話した。

  • 東証33業種では医薬品、精密機器、情報・通信、電機、サービス業などが上昇
  • 鉱業、鉄鋼、保険、海運、ゴム製品、銀行などが下落
TOPIXの推移
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