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米選挙「ブルーウエーブ」の期待しぼむ、リフレ取引に急速な巻き戻し

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米上院を民主党が奪回する可能性がほぼ消え、大規模財政出動への期待も後退する中、金融市場ではリフレ取引が巻き戻されている。

  11月3日に行われた米議会選を受け、景気循環に敏感な投資戦略が打撃を受けている。バリュー株がアンダーパフォームし、債券利回りは低下、インフレ期待も下がり、ディフェンシブなハイテク銘柄が市場の主導権を取り戻しつつある。

  投票日に向けては、ホワイトハウスと上下両院を民主党が支配する「ブルーウエーブ」シナリオの下、新型コロナウイルス対策での大規模政府支出を見込む投資家の間でリフレ期待が高まっていた。

Inflation bets had been rising amid blue wave expectations

  エマニュエル・コー氏ら英銀バークレイズのストラテジストは「初期の市場動向は米国債利回りの急低下と『ブルーウエーブ取引』の巻き戻しを示している」と指摘。「債券利回りの上昇や新興国市場とバリュー株のアウトパーフォームという最近のローテーションは、当面停止する可能性がある」と述べた。

Some value bulls had hoped reflation might revive cheap stocks

 

  ロべコのファンダメンタル株式担当のグローバル責任者、ファビアナ・フェデリ氏は「投資家がよりディフェンシブになり、夏以降に盛り上がり過去数日に一段と活況となった『ブルーウエーブ』取引の一部は巻き戻される公算が大きい」とリポートで指摘。新興国市場や再生可能エネルギー株への投資、大型ハイテク銘柄からシクリカル銘柄(景気敏感株)へのローテーションなどを具体例として挙げた。

  その上で「ただ、これは非常に短期的な取引となり、選挙結果が明確になるまでの間だけの可能性がある」と付け加えた。

Inflation bets have been rising amid blue wave expectations

原題:Reflation Is First Casualty as Big Fiscal Stimulus Bet Unravels(抜粋)

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