コンテンツにスキップする

WHO、政治からのさらなる自由が必要-新型コロナ対応調査の独立委

  • 国境閉鎖など勧告への反応巡る懸念がWHOの能力損なう可能性
  • 「公衆衛生上の最善の利益と考える行動を取る必要」とクラーク氏

世界保健機関(WHO)が世界的な健康危機への対策を勧告する際には、政治からのより大きな自由が必要だ。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)への対応を評価する独立委員会のリーダー1人が語った。

  ニュージーランドの元首相で国連開発計画(UNDP)総裁も務めたヘレン・クラーク氏はインタビューで、貿易を妨げかねない国境閉鎖などの勧告への反応を巡る懸念が、新たな健康上の脅威と闘うWHOの能力を損なう可能性があるとの見方を示した。

Helen Clark

ヘレン・クラーク氏

写真家:Albin Lohr-Jones / Pacific Press / LightRocket via Getty Images

  同氏はWHOについて、「可能な限り最良の公衆衛生上の助言」を期待していると指摘。その助言は「権力者に真実を」伝えるものでなくてはならないとしたほか、「公衆衛生上の最善の利益と考える行動を取る必要がある」と述べた。  

US-LIBERIA-DIPLOMACY

エレン・ジョンソン・サーリーフ氏

写真家:ゲッティイメージズ経由のソールローブ/ AFP

  WHOと多くの加盟国はそれぞれの新型コロナ対応を検証している。クラーク氏とリベリア元大統領のエレン・ジョンソン・サーリーフ氏は7月、WHO主導の世界的対応から得た教訓を検討する独立委員会の共同責任者に起用された。

  同委は10日に世界保健総会(WHA)に進展状況を報告し、来年5月に詳細な報告書を公表する予定。

原題:
WHO, Nations’ Covid Response Hampered by Politics, Reviewer Says(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE