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米大統領選、投票進む-有権者に与えられた極端に異なる選択肢

更新日時
  • 投票所で有権者が行列、多くの州で投票率が過去最高に
  • トランプ氏はホワイトハウスに戻る、バイデン氏はペンシルベニアに

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米国は2020年大統領選の日を迎え、全米の投票所で有権者が列をつくって投票の順番を待っている様子が見られた。多くの州で既に投票率が過去最高を更新している。

  民主党候補のジョー・バイデン前副大統領(77)は3日、少年時代を過ごした故郷のペンシルベニア州スクラントンに赴いた。投開票日当日に有権者への最後のアピールをする。一方、共和党候補のトランプ大統領(74)はバージニア州の選対本部に立ち寄った後、ホワイトハウスに戻った。

  テキサス州ハリス郡では投票締め切りの約6時間前の時点で投票率が60%を超えた。

  インスタグラムは、「投票日は今日ではなく明日だ」との情報の通知を一部ユーザーがなお目にする可能性があると警告した。

  有権者には過去に例を見ない対照的な選択肢が与えられた。大言壮語や他人への中傷をツイッターなどでまき散らすトランプ氏は4年前、リアリティー番組の進行役および不動産デベロッパーとして有権者には新鮮な存在に映った。

  トランプ氏が大統領に就任すれば奇抜な発言などはなくなるだろうとの期待は、すぐに裏切られた。規制緩和と減税、移民の抑制のほか、連邦最高裁判所に3人の判事を送り込み、共和党支持者の興奮を誘った。

  2016年に大統領選出馬を見送ったバイデン氏は、バージニア州シャーロッツビルで17年に起きた人種差別への抗議活動を巡るトランプ氏の言動をきっかけに、政界復帰を決意したとしている。予備選では当初苦戦したが、分断国家をまとめる候補者としてやがて台頭した。新型コロナウイルス対策では科学者の助言に耳を傾け、外交では同盟国との関係を修復し、温暖化問題に正面から取り組む良識ある人柄を前面に押し出した。

選挙戦最後の追い込みをかけるバイデン氏とトランプ氏。11月2日

出所:ブルームバーグ

  期日前投票は1億票を超え、過去最高を記録した。新型コロナ感染は第3の波となって死者を増やし、外国による選挙介入があらためて警戒される中、政治的環境は前回選挙よりはるかに二極化が進んだ。両候補とも、相手側への投票は米国を窮地に追い込むと有権者に訴えた。

  トランプ氏は3日朝、FOXニュースとのインタビューで勝利への自信を表明する一方で、激戦州での郵便投票集計が終わらないうちに勝利を宣言するとの観測を否定する姿勢を示した。

  一方のバイデン氏はジル夫人や孫と共にデラウェア州の自宅近くの教会でミサに参列し、15年に脳腫瘍で死去した長男の墓を訪れた。同氏はこれまで、大統領選3度目の挑戦を決意したのは長男の遺志を継ぐためだと話している。

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原題:Americans Face Stark Choice as Election Day 2020 Dawns (3)(抜粋)

Biden Swings Through Pennsylvania; Trump Returns to White House (抜粋)

Voting Hours Extended at Two Polls Near Atlanta: Election Update(抜粋)

(投票日の最新情報を追加して更新します)
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