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JPモルガン、米選挙後見据えハイテク株選好と決別-金融株引き上げ

米銀大手JPモルガン・チェースのストラテジストらは米大統領・議会選挙を翌日に控え、長らく続けてきたハイテク株選好と決別した。選挙結果がどうなろうと、株式市場のリーダーシップには変化が予想されるという。

  ミスラフ・マテイカ氏率いるストラテジストチームは、2年近く「オーバーウエート」としてきたハイテクセクターの投資判断を「ニュートラル」に引き下げた。同セクターは3月からの相場回復をけん引してきた。一方で、銀行・保険株は「オーバーウエート」に引き上げた。ナスダック100指数は10月12日から30日までに9%近く下げた。

  プラバブ・バダニ、ニティア・サルダナ両氏を含むストラテジストチームは「年初からの市場では記録的な二極化が進んできたが、けん引役が増える時期に来ているとわれわれはみている」と2日付のリポートで指摘。「選挙結果に関係なく、セクターやスタイル間のローテーションが進行する可能性は高い。一方で地域間のローテーションは比較的、実際の選挙結果に左右される部分が大きい」と説明した。

JPMorgan cuts technology stocks to neutral before U.S. elections

JPモルガンはハイテク株の投資判断を「ニュートラル」に引き下げ

ナスダック100指数の動き

出所:ブルームバーグ

  民主党がホワイトハウスと上下両院を制する「ブルーウエーブ」が起きた場合、市場に不利な政策への懸念が相場を圧迫する可能性はあるものの、景気対策のための財政出動の拡大や、ドルの軟調、利回り曲線のスティープ化、貿易問題の不透明感解消への期待からポートフォリオを底上げする好機とマテイカ氏のチームはみている。同チームは現在、米中の株式をオーバーウエートとしており、両国の株式は今年、欧州と新興国市場より好調な成績を残しているが、このトレンドは来年変わる可能性があるという。

  「米市場のリーダーシップはこれまで、バリューよりはグロース、銀行よりはハイテクが一貫してアウトパフォームしてきた。これは来年には継続しないと思われる」と指摘した。

原題:JPMorgan Readies for Post-Election Market Shift by Cutting Tech(抜粋)

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