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ダリオ氏は米国債より中国国債を選好、成長率と金利の差に着目

ヘッジファンド運営会社ブリッジウォーター・アソシエーツの創業者レイ・ダリオ氏は、長期的な資産分散と短期的なトレーディング戦術の両方において、ポートフォリオにおける中国資産を「かなりの割合」に高める必要があるとみている。

  米大統領選の結果がどうなろうと、米国の財政赤字はさらに膨らみ、国債の発行は一段と増える見通しであり、米国債をオーバーウエートとしている世界の投資家が、これを分散する過程で中国投資の比重を高めることが考えられるという。ダリオ氏は米国債よりは中国国債を選好し、人民元には資本流入という追い風が吹くと予想する。

人民元が想定より早く準備通貨になると予想するレイ・ダリオ氏

出所: Bloomberg

  ブリッジウォーターは約1480億ドル(15兆4960億円)を運用する。ダリオ氏は中国について、「金利差が有利に働く」と指摘。ブルームバーグテレビジョンのインタビューで、「成長率の差も有利に働く」と述べた。

  中国への資金流入は、人民元が歩む準備通貨への道を現在想定されているより短くし、世界の通貨覇権構図においてゆっくりと進んでいる変化が加速する可能性がある。

Increasing Differentials

拡大する成長率の差と金利差

出所:ブルームバーグ

  「人民元がすぐに有力な準備通貨になるとは考えていない」とダリオ氏。「しかし予想されているよりもずっと早い時期に、それは実現すると考えている」と述べた。

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