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米大統領選は世紀の大激戦、当日夜の展開はこうなる-時間別ガイド

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ついに3日、米大統領選の投票日を迎える。高い投票率と大量の郵便投票が予想され、州ごとに集計方針も違う。両陣営の弁護士は、違反を見逃すまいと手ぐすね引いている。選挙結果は早々に判明する可能性もあれば、2021年まで判定がもつれ込む恐れもある。

  3日当日に見込まれる展開は以下の通りだ。

米東部時間3日午後7時(日本時間4日午前9時)

投票締め切り州:ジョージア、インディアナ、ケンタッキー、サウスカロライナ、バージニア、バーモント

  複数のテレビ局やAP通信は各州の勝者や両陣営が確保した選挙人の数について、非公式の発表を開始する。獲得した選挙人の数が270に達した候補が最終的な勝者となる。この時点の注目は、接戦のジョージアだ。1960年以降の大統領選で民主党候補が同州で勝ったのは3回しかなく、うち2回は同州出身で知事だったカーター氏だ。ここでバイデン氏が勝利すれば、極めて幸先の良いスタートになる。

Democratic Presidential Nominee Joe Biden Campaigns In Georgia

ジョージア州アトランタで選挙演説するバイデン氏(10月27日)

写真家:ドリューアンジェラー/ゲッティイメージズ

  同時に行われる上院選では、ケンタッキーのマコネル上院院内総務、サウスカロライナのグラム上院司法委員会委員長の共和党重鎮2人の再選が懸かる。いずれも落選の公算は小さいが、可能性がゼロだとも言えない。民主党にとっては、ジョージアの上院議席を奪取できる可能性の方が高い。

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午後7時半(日本時間4日午前9時半)

投票締め切り:ノースカロライナ、オハイオ、ウェストバージニア

  ノースカロライナでは郵便投票の開票が2週間前から始まっており、同州の集計結果は速やかに発表されそうだ。この地方は非大卒の白人有権者が多く石炭産業も抱えており、トランプ氏の地盤。2016年もトランプ氏が勝利した。

  トランプ氏は3州全てで勝利する必要があるが、確実に優勢なのはウェストバージニアだけだ。ノースカロライナは過去10回の大統領選で民主党候補が勝利したのは2008年のオバマ氏だけだが、人口構成の変化で結果の予想は難しくなった。オハイオを落として当選できた共和党の候補はおらず、トランプ氏も敗北すれば望み薄となりそうだ。

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午後8時(日本時間4日午前10時)

投票締め切り:アラバマ、コネティカット、デラウェア、フロリダ、イリノイ、メーン、マサチューセッツ、メリーランド、ミシシッピ、ミズーリ、ニューハンプシャー、ニュージャージー、オクラホマ、ペンシルベニア、ロードアイランド、テネシー、コロンビア特別区

  ペンシルベニアは勝者が誰かだけでなく、勝者が判明する時間についても鍵を握っている可能性がある。トランプ氏はフロリダで負けられない。バイデン氏は「フロリダで勝てば、勝負は決まりだ」と語ったことがあり、恐らくそうなるだろう。フロリダ有権者の3割を占める65歳以上は2016年にトランプ氏を17ポイント差で支持した。バイデン氏は今回、トランプ氏の新型コロナウイルス対策のまずさを挙げて切り崩しにかかっている。

  多数の期日前投票の対応に苦慮した経験があるフロリダは今回、22日前から集計開始が許可されており、結果は速やかに出る可能性がある。一方、ペンシルベニアは当日午前7時からしか開票できず、結果に対する異議申し立ても選挙法で認められているため判定が長引く恐れもある。

President Trump Holds 'Make America Great Again' Rally

フロリダ州サンフォードでのトランプ氏選挙集会(10月12日)

写真家:ザックウィットマン/ブルームバーグ

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午後8時半(日本時間4日午前10時半)

投票締め切り:アーカンソー

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午後9時(日本時間4日午前11時)

投票締め切り:アリゾナ、コロラド、カンザス、ルイジアナ、ミシガン、ミネソタ、ネブラスカ、ニューメキシコ、ニューヨーク、ノースダコタ、サウスダコタ、テキサス、ウィスコンシン、ワイオミング

  トランプ氏が2016年に1ポイント以上の差で勝利した州の全てで今回も勝つことができれば、獲得した選挙人の数は260に達し、再選までに必要な数はあと10。ペンシルバニア、ミシガン、ウィスコンシンのどれか1つで勝利を収めれば十分となる。

  前回わずか0.21ポイント、1万1000票足らずで勝利したミシガンの維持がトランプ氏にとって非常に厳しそうだ。同州に加え、アリゾナ、ウィスコンシンをバイデン氏はトランプ氏から奪える可能性がある。さらにテキサスでも勝利できればバイデン氏の地滑り的勝利が示唆され、トランプ氏が異議を申し立てる余地もほぼなくなる。テキサスでは過去最高の投票率となっており、結果の予想は極めて難しい。

  ペンシルベニアとウィスコンシンは選挙日当日まで、ミシガンは前日まで郵便投票の開票ができない。これらの州では勝者の発表が遅れる可能性がある。

Early Voting Begins In Swing State Of Wisconsin

ウィスコンシン州ミルウォーキーの郵便投票広告(10月20日)

写真家:スコットオルソン/ゲッティイメージズ

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午後10時(日本時間4日正午)

投票締め切り:アイオワ、モンタナ、ネバダ、ユタ

  アイオワでトランプ氏は2016年に9.4ポイント差で勝利したが、バイデン氏は今回、差を大きく縮めている。養豚、大豆生産が全米有数の同州は、トランプ氏が仕掛けた米中貿易戦争の打撃を被っている。

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午後11時(日本時間4日午後1時)

投票締め切り:カリフォルニア、アイダホ、オレゴン、ワシントン

  投票が締め切られていないのがアラスカとハワイだけとなるこの段階で、結果が明白であれば各テレビ局やAP通信は大統領選の勝者を報道する可能性がある。2008年のオバマ氏勝利が伝えられたのも、ちょうどこの時間だった。

原題:
Your Hour-by-Hour Guide to an Election Night Like None Before(抜粋)

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