コンテンツにスキップする

豪州産ロブスター、中国が輸入遅らす-銅・砂糖にも影響か

更新日時
  • 大半の豪輸出業者は対中出荷を停止-新たなプロセス分かるまで
  • 住友商事傘下の豪エメラルドからの大麦輸入も停止-SCMP

中国の税関当局がオーストラリア産ロブスターの輸入を遅らせている。生産者団体のシーフード・トレード・アドバイザーリー・グループ(STAG)が明らかにした。豪州との外交関係が悪化している中国が新たに豪ロブスター業界を標的にした可能性がある。

  STAGの発表資料によれば、中国の輸入検査強化で一部豪州産ロブスターの通関にここ数日遅れが出ており、大半の豪輸出業者は中国の「新たなプロセスがはっきり分かるまで」対中出荷の停止を決めた。

  豪州のバーミンガム貿易・観光・投資相は中国側に平等な扱いを求め、「そうした差別的行動」をやめるべきだとする声明を2日発表した。

  中国政府は今週、豪州からの銅鉱石・銅精鉱(コンセントレート)と砂糖の輸入禁止措置を準備していると香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)が伝えたが、同相側はこの報道に対するコメントは控えた。

豪中対立関連記事

  2018-19年の豪州産ロックロブスター輸出は7億5200万豪ドル(約552億円)で、その94%が中国向けだった。

  中国外務省の汪文斌報道官は北京で2日開いた定例記者会見でSCMPの報道について問われ、「健全かつ安定的な中豪関係が両国の根本的利益に資すると考えている」と述べた。

  SCMPはまた、中国が豪クイーンズランド州からの木材輸入を全面的に禁止したとも伝えた。税関で輸入木材にキクイムシが見つかったことを受けた措置だとしている。

  汪報道官は、税関で豪州の木材製品から害虫が繰り返し見つかっていると主張した。

  SCMPによると、中国税関当局は住友商事傘下の豪穀物輸出会社エメラルド・グレインからの大麦輸入も雑草が入り込んでいたとして停止したという。メルボルンに本社を置くエメラルドにコメントを求めるボイスメールを残したが、今のところ返答はない。

原題:China Delays Australian Lobster Imports as Tensions Rise (3)、China Says Australian Timber Imports Pose Danger to Its Industry(抜粋)

(4段落以降に詳細を追加して更新します)
    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE