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ドル・円は104円後半、株価上昇で小じっかり-米大統領選控え様子見

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は1ドル=104円台後半で小じっかり。欧米での新型コロナウイルス感染拡大を嫌気し、前週末よりやや水準を切り下げて始まった後、対資源国通貨を中心としたドル買いやアジア株の上昇に支えられ、強含みに転じた。一方、日本の祝日を挟んだ3日に米大統領選挙を控えて、積極的に動きづらく、日中は24銭の値動きにとどまった。

  • ドル・円は午後3時25分現在、前週末比0.1%高の104円73銭。早朝に104円54銭まで下げた後、一時104円78銭まで強含む
104円台後半で強含み

  ポンドは英国の部分的ロックダウン(都市封鎖)を嫌気して下落。欧州連合(EU)との通商交渉への前進期待からいったんは下げ止まったが、午後には再び売りに押された。オーストラリアドルも原油など商品安や3日の豪金融政策決定会合での利下げ観測を背景に値を下げた。

  • ポンド・ドルは前週末比0.4%安の1ポンド=1.2899ドル
  • 豪ドル・ドルは0.3%安の1豪ドル=0.7009ドルで、一時は7月以来の0.7000ドル割れ

市場関係者の見方

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • 米株先物は序盤はマイナス圏で推移することもあったが、その後は株安一服でアジア株も全般的に堅調なので、ドル・円のサポート要因になっている
  • 米大統領選の結果が分かるまではコアレンジを104-105円と想定。一方、1週間物の予想変動率は急激に上がっており、選挙後は上下どちらにも大きく動いておかしくない
  • 豪ドルは9月から右肩下がりの短期レジスタンスラインの突破にことごとく失敗しており、トレンドが変わりつつあることを示唆。そうした中で、利下げは当然相場の重しとなり、0.7000ドルを下抜けると下押し圧力が強まりやすいだろう

りそなホールディングス市場企画部の梶田伸介チーフストラテジスト

  • ポンドはロックダウンにブレグジット(英国のEU離脱)の問題が加わり、上値は重い。しかし、合意に前向きな発言もあるので、交渉が本当に決裂しないとなかなか下押しも難しい

背景

  • 欧州では週明け2日からロックダウンの対象地域が拡大。英国のゴーブ英内閣府担当相(国務相)は1日、ジョンソン首相が前日発表したイングランドの1カ月間の部分的ロックダウンを、感染拡大を抑え込めない場合延長せざるを得なくなる可能性があると発言
  • ロックダウンによる世界景気の二番底懸念からニューヨーク原油先物相場はアジア時間の取引で下落
  • 英国とEUの通商交渉では、英漁業水域での漁業権をEU側に割り当てる詳細を巡り妥結案が浮上していると、EU側の考えに詳しい関係者が明らかにした
  • 2日の日本株は反発。米大統領選前のポジション調整が一巡し、日経平均株価は前週末比318円高で終了。アジア株もおおむね上昇し、米株価指数先物もプラスに転換
  • 中国の10月の財新製造業PMIは53.6と前月の53から上昇。週末発表された10月の製造業PMIは前月から若干低下も50台を維持し、非製造業PMIは予想を上回った
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