コンテンツにスキップする

英国版「GO TO イート」、新型コロナ感染拡大悪化の要因か-研究

  • 開始後1週間以内に新たなクラスターが顕著に増加-ウォーリック大
  • 今夏に英国内で確認された新規感染者の8ー17%で感染の要因

英政府が外食費を半額補助するキャンペーンは厳しい状況にある外食産業の経済対策として歓迎されたが、新型コロナウイルスの感染拡大を大幅に悪化させた可能性があるとの研究結果が示された。

  ウォーリック大学の研究によると、新型コロナが接客を伴う場で拡散しやすいことが分かっていたにもかかわらず、政府は8月、食事とアルコール以外の飲料の外食費用を最大50%補助するプログラムに5億ポンド(約680億円)を投じた。

Restaurants Get Creative To Entice Back Diners With Subsidy

レストランで給仕するウエータ―(ロンドン、8月3日)

写真家:ジェイソン・アルデン/ブルームバーグ

  同大の経済学准教授でロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の客員研究員であるティエモ・フェッツァー氏によると、この事業は外食産業の集客や収入に寄与したが、今夏に英国内で確認された新規感染者の8ー17%で要因になったと考えられるほか、無症状の感染も引き起こして深刻な流行の第2波につながった可能性がある。

  同氏は10月29日に発表した論文で「比較的活況だった地域では事業の開始後1週間以内に新型コロナの新たなクラスターが顕著に増加した。また、プログラム終了後の2週間以内に感染が減速した」と指摘した。

  キャンペーンは8月3日ー31日に、一部レストランでの月、火、水曜日の外食について1人当たり10ポンドまで外食費を補助した。

  

原題:
U.K. Increased Covid’s Spread by Subsidizing Diners, Study Finds(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE