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5Gで出遅れたアップル、中国で失速の懸念-地元勢に押され販売低迷

  • 7-9月の中国売上高は2014年以来の低水準
  • アップルの大中華圏売上高は2015年がピーク

アップルが29日発表した7-9月の中国売上高は2014年以来の低水準にとどまり、同社が最重視する市場の1つで地元勢に押され勢いを失いつつあるとの懸念が広がっている。

  アップルの大中華圏売上高は9月26日に終わった四半期に29%減った。同社の株価は時間外取引で4%下落。アップルは「iPhone(アイフォーン)12」投入の遅れを低迷の理由として挙げている。

アップル株下落、iPhone販売は市場予想に届かず-中国売上高29%減

CHINA-US-IT-APPLE

上海のアップルストア(10月23日)

出典:ゲッティイメージズ経由のAFP

  例年なら最新型のアイフォーンは7-9月の四半期に販売が始まるが、今年は10月後半からとなった。最新機種のうち2モデルは11月半ばまで店頭に届かない。

Apple Had a Very Bad Quarter in China

Revenue dropped to its lowest in more than five years

Source: Company data

  新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)でアップルのサプライチェーンも混乱したが、同社はそれ以前から第5世代(5G)移動通信規格のスマートフォン開発で大半のライバルに後れを取っていた。

  昨年すでに5G対応スマホを発売していた韓国のサムスン電子や中国の華為技術(ファーウェイ)、小米などは今年、アイフォーン12に先駆け、より手ごろな5G端末を売り出した。

  サムスン電子は7-9月のスマホ販売がほぼ50%増えたと発表。同期のアイフォーン売上高は21%減と対照的だ。

IPhone Sales Slip

Apple's best seller loses ground in fiscal fourth quarter as new models anticipated

Source: Company filings, Bloomberg

Note: September fiscal quarters

 

  カウンターポイント・リサーチによれば、7-9月の中国スマホ市場でアップルのシェアは8%。首位は45%のファーウェイで、Vivo(ビボ)、OPPO(オッポ)、小米と続く。一番人気は引き続きアップルの4Gアイフォーンだが、中国で最も売れている10機種のうち7つが5Gモデルだ。アップルの大中華圏売上高は15年がピークとなっている。

原題:Apple IPhone Delay Hurt China Sales, Leaving a Lot Riding on 5G(抜粋)

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