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米ティー・ロウのファンドから顧客が資金引き揚げ-指数連動型シフト

  • 7-9月期は53億ドルの純流出、4-6月期は147億ドルの純流入
  • 新型コロナ対応の退職勘定ルール変更、資金引き出し容易に

米資産運用会社ティー・ロウ・プライス・グループの顧客は7-9月(第3四半期)に同社ファンドからネットベースで53億ドル(約5500億円)を引き揚げた。ティー・ロウの提供商品よりも指数連動型商品を投資家が選好する動きが背景にある。

  成長銘柄を選別して投資する「ストックピッカー」に対し、パッシブ運用が一段と攻勢を強める中、約1兆3000億ドルを運用管理するティー・ロウはアクティブ運用の世界では異例の輝きを放ってきた。4-6月(第2四半期)には147億ドルが純流入するなど好調だったものの、同社は競争の圧力にさらされている。

  また、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に対応して議会が行った確定拠出型年金401(k)プランなど退職勘定の暫定的なルール変更も業績を圧迫した。ルール変更により米国民は退職勘定からの引き出しが容易になっており、ティー・ロウが主要プレーヤーである分野からの資産引き揚げにつながっている。

  同社が29日発表した7-9月期決算では、調整後1株利益は2.55ドルで、ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の2.50ドルを上回った。純収入は市場予想とほぼ同水準の約16億ドルで、前年同期比では約12%増えた。

Flows Falter

T. Rowe Price net flows stumble on challenges from indexing

Source: Company filings

原題:
T. Rowe Hit by Fund Outflows as Investors Flee to Indexing (1)(抜粋)

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