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村田製、今期営業益19%増の2500億円に上方修正-市場予想上回る

更新日時
  • スマホやPC、自動車関連需要が想定を上回り、歩留まりも改善
  • MLCC工場操業度90-95%、ファーウェイ影響もカバーと村田会長

村田製作所は今期(2021年3月期)の連結営業利益予想を従来比19%増の2500億円に上方修正した。市場予想(2356億円)を上回る。スマートフォンやパソコン、自動車関連部品の需要が想定を上回り、歩留まりも改善する。前期比の減益率は1.3%に縮小する。

  発表によると、新型コロナウイルスの影響を受け悪化したスマホや自動車関連の市況回復が早まるほか、PC関連もモジュールやコンデンサーなどの販売が従来の想定を上回る。想定為替レートは1ドル=105.96円、1ユーロ=121.65円。

今期の業績予想

  • 売上高1兆4900億円、従来予想1兆4300億円、市場予想1兆4700億円
  • 営業利益2500億円、従来予想2100億円、市場予想2356億円
  • 純利益1890億円、従来予想1500億円、市場予想1742億円

  村田製はスマートフォンや自動車に搭載される積層セラミックコンデンサー(MLCC)で世界シェアトップ。スマホの高機能化や第5世代通信規格(5G)関連需要に対応するため、モジュール事業にも注力している。

  村田恒夫会長は決算会見で、MLCC工場の操業度は「上半期実績で90-95%」に高まっていると説明。米中貿易摩擦で華為技術(ファーウェイ)向けで影響が出ているものの、他のスマホメーカーからの需要で「多くはカバーできている」とし、影響は限定的との認識を示した。

Inside the CEATEC Consumer Electronics Show

村田製作所のロボット

  7-9月期の営業利益は前年同期比36%増の802億円だった。売上高は5.4%増の4252億円。製品別ではコンデンサー、圧電製品が増加。用途別ではAV、コンピューターや関連機器、車載向けが増えた。

7-9月期の業績
  • 売上高4252億円、前年同期比5.4%増、市場予想3852億円
  • 営業利益802億円、前年同期比36%増、市場予想644億円
  • 純利益603億円、前年同期比37%増、市場予想464億円

  ブルームバーグのデータによると、米アップルや韓国サムスン電子、台湾の鴻海精密工業に製品を供給する。

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(決算の詳細や会見の内容を追加しました)
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