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トランプ大統領再選の理由、1つ減る-株式市場がシグナル

  • 株売りは「トランプ大統領にとって最悪のタイミングで訪れた」
  • このシグナルの示す予想、2016年は正しかった

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が株式市場を揺さぶる中で、市場の動きから11月3日の米大統領選挙結果のヒントを得ようとするのは無駄なようにも思われるが、それでも手掛かりが欲しいという投資家のために、市場が共和党候補のトランプ大統領に不利なシグナルを送った。

  歴史が指針になるならば、ここ数日の米国株下落は現職にとって良い兆候ではない。1928年以降、大統領選前3カ月間のS&P500種株価指数の動向は23回中20回、勝者を正しく言い当てた。ストラテガス・リサーチ・パートナーズがまとめたデータが示した。この期間に同指数が上昇すれば、86%の確率で現職が勝利する。 

Stocks falling into Election Day tend to bode ill for the sitting party

  S&P500種は過去12営業日のうち8日間で下落し、28日の3.5%安で、8月3日の水準を下回った。

  MAIキャピタル・マネジメントのチーフ株式ストラテジスト、クリストファー・グリサンティ氏は「トランプ氏が自分を再選すべき理由として好んで挙げる1つが株式相場だ」とし、株売りは「トランプ大統領にとって最悪のタイミングで訪れた」と指摘した。新型コロナ感染者は増えており、ワクチンもないと付け加えた。

  もちろん、パンデミックやそれに伴う制限措置が政治的議論の焦点となっている中で市場からのシグナルを信じるのは危険ではある。ただ、このシグナルの示す予想は2016年には正しかった。同年は大統領選挙の週の前にS&P500種が9営業日連続で下落し、世論調査で優位だった民主党のクリントン候補が敗れ、共和党のトランプ政権が誕生した。

原題:Time-Honored Market Election Signal on Verge of Turning on Trump(抜粋)

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