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債券は下落、米大統領選を控えた調整売り圧力-日銀オペ結果弱め

更新日時

債券相場は下落。来週の米大統領選挙の結果や金利動向に不透明感が強い中、10年国債入札を控えて持ち高調整の売り圧力が掛かった。日本銀行が実施した国債買い入れオペが弱めの結果となったことも相場の重しとなった。

  • 新発10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp)高い0.035%
  • 新発30年債利回りは1.5bp高い0.64%、新発40年債利回りは2bp高い0.675%
  • 長期国債先物12月物の終値は14銭安の151円88銭。前日の米長期金利上昇の流れを引き継いで売りが先行。その後は下げ幅を縮小する場面もあったが、取引終了にかけて水準を切り下げ、一時は151円86銭まで下落

市場関係者の見方

みずほ証券の松崎涼祐マーケットアナリスト

  • 来週に米大統領選や10年債入札を控えて、イベント前にポジションを調整しておかざるを得ない状況で、弱めのオペ結果にも違和感はない
  • 最近はコロナ感染再拡大で欧州金利に連動する傾向も見られ、一方向に予想しづらい上、そもそも大統領選後の米金利の方向が不透明だ
  • 勝敗がはっきりすれば追加経済対策の進展で金利上昇を予想しやすいが、上下院のねじれや、僅差でバイデン氏勝利ならトランプ氏が結果を受け入れず混乱するリスクもある
  • 10年入札も、ここで積極的にデルタリスクを取っていこうという人はあまりいないのではないか
長期国債先物12月物の日中取引推移

日銀オペ

  • 対象は残存1年以下、1ー3年、3ー5年、5ー10年で、買い入れ額はいずれも前回から据え置き
  • 午後5時に11月の長国買い入れの月間予定を公表
  • みずほ証の松崎氏
    • 需給が重い状況やイベントを控えた持ち高調整もあり、全体的に水準が弱めの結果
  • 備考:国債買い切りオペ結果一覧

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.100%0.035%0.410%0.640%0.675%
前日比+0.5bp+1.0bp+1.0bp+0.5bp+1.5bp+2.0bp
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