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ドル・円小幅高、リスク回避の流れ一服-日銀金融政策への反応限定的

更新日時

東京外国為替市場のドル・円相場は小幅に上昇。米欧での新型コロナウイルス感染拡大や米大統領選を意識したリスク回避の流れが米株価指数先物の上昇を受けて一服、米長期金利の上昇が相場の支えとなった。日本銀行が金融緩和策の現状維持を決めた後の値動きは限定的だった。

ハイライト
  • ドル・円は午後3時33分現在、前日比0.1%高の1ドル=104円39銭。ここまでの取引では104円28銭を安値に一時104円50銭まで上昇
  • ドルと円は主要10通貨のほとんどに対して下落

ドル・円はリスクオフ一服で小幅高

市場関係者の見方

SMBC信託銀行の佐溝将司シニアマーケットアナリスト

  • 新型コロナの感染拡大を受けたリスクオフは一服したが、東京時間の午後には欧米株価の動向を見極めたいと様子見ムードが強まってきた。米株先物は上昇しているが、安心するのは時期尚早だろう
  • 米大統領選を巡る不透明感から、株安時に押し目買いが入りにくく、リスクオフの流れに歯止めがかかりにくい点には注意が必要

IG証券の石川順一シニアFXストラテジスト

  • 米株先物が上昇に転じるなどリスク回避の株安が一服し、ドルと円はともに売られやすい。ドル・円は節目の104円ちょうど近くまで下げてきたこともあり、円売りがやや優勢
  • ただ、足元では新型コロナが米欧で猛威を振るっているため、投資家のセンチメントが悪化しており、リスク回避の流れがこれで済むかは不透明だ
  • 日銀の政策据え置きは市場予想通りである上、足元では市場の関心事になっていないため、相場への影響は微々たるものにとどまっている

背景

  • 米株価指数先物は29日の時間外取引で上昇に転じる。日経平均株価は午前の取引開始に247円安まで売りが先行したものの、結局は86円安で終了
  • 米10年物国債利回りは時間外取引で一時0.79%まで上昇。前日は一時0.74%まで低下
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