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中国が35年までの長期経済戦略公表へ、国内軸足も-5中総会29日閉幕

  • 次期5カ年計画と35年までを見据えた戦略文書の2つの青写真示す
  • 2050年までに「社会主義現代化強国」実現する目標-35年は中間点

中国共産党は29日、北京で4日間開いた重要会議、第19期中央委員会第5回総会(5中総会)を終え、終了後にコミュニケを発表する見通しだ。今後5年と2035年までの向こう15年の経済計画を垣間見る機会となり、敵対的な外部環境の中で中国がどのように成長を確保し、産業を発展させていくのか手掛かりが得られる。

  共産党は来年からの次期5カ年計画と35年までを見据えたより長期的な戦略文書の2つの青写真を公表する見込み。米国との対立激化や新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた世界経済を踏まえ、中国当局は成長確保に向けて国内資源と消費を活用する方針を示す見通しだ。

中国は経済の自立目指す、今後5年の青写真策定へ-26日から5中総会

  共産党中央委員会は通常なら総会終了後に大まかに表現したコミュニケを発表し、その後数週間で具体化作業が進み、来年の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で承認される流れになる。今回の計画は技術革新や消費、環境対策、経済の対外開放を継続する新たな約束が中心になる見込みだ。

  「小康社会(適度にゆとりある社会)」を実現するため「中高速成長」を目指した現行の5カ年計画とは異なり、今回の総会は成長ペースではなく質を重視する見通しで、国内総生産(GDP)目標を見送る可能性さえある。投資家や企業は世界の需要を左右し得る政策に関するシグナルを注視している。

  中国は50年までに「社会主義現代化強国」を実現するとの目標を掲げ、35年はその中間年に当たる。目標達成に向けてより具体的な基準も示すかもしれない。

原題:
China Charts Plans to Preserve Economic Growth Into 2030s(抜粋)

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