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超長期債が上昇、世界経済の不透明感で買い-日銀政策は据え置き

更新日時

債券市場では超長期債が上昇した。欧米での新型コロナウイルス感染の再拡大で世界経済の先行き不透明感が強まり、買い圧力が掛かった。一方、日本銀行はこの日の金融政策決定会合で政策の現状維持を決めたが、事前予想通りだったとして相場の反応は限られた。

  • 新発20年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.40%
  • 新発30年債利回りは一時1bp低い0.62%
  • 新発10年債利回りは0.5bp高い0.025%
  • 長期国債先物12月物の終値は8銭安の152円2銭。横ばいで寄り付いた後は下げに転じ、一時152円00銭まで下落
超長期債の利回り推移

市場関係者の見方

SBI証券の道家映二チーフ債券ストラテジスト

  • 欧米の新型コロナ感染拡大を背景に世界経済の下振れリスクが高くなっている
  • 日本株の上値が重い状況で、消去法的に投資資金が円債に向きやすく、相対的に利回りの高い超長期債を買い増している感ある
  • 一方、先物ゾーンの弱さはフラットニング(利回り曲線平たん化)のポジション構築の動きが背景にあると思われる

日銀会合

  • 金融政策は現行の長短金利操作と資産買い入れ方針を継続
  • 経済・物価情勢の展望(展望リポート)2020年度の経済成長率と消費者物価の見通しを下方修正
  • SBI証の道家氏
    • 日銀単体で動くよりは財政政策とセットで対応するということだろう
    • 政府が補正予算を閣議決定するタイミングで何らかの対応をするかどうか
    • 黒田東彦総裁が会見で足元の円高傾向を意識して追加緩和に少しバイアスをかけた発言をするかに注目

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
-0.125%-0.110%0.025%0.400%0.625%0.655%
前日比+0.5bp横ばい+0.5bp-0.5bp-0.5bp-0.5bp
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