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米大統領選後の対中関係、誰が勝っても一段と悪化-ブレマー氏が警告

  • 中国当局者の間では、米選挙を巡り意見が割れているとブレマー氏
  • 習国家主席の経済顧問らはバイデン氏の勝利を望んでいるという

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政治リスク分析を専門とするコンサルティング会社、ユーラシア・グループのイアン・ブレマー社長は、11月の米大統領選で誰が勝とうと、米中関係は一段と悪化するとの見方を示した。

  ブレマー氏は、中国政府のウイグル族抑圧に対する米国の批判や、香港、台湾、南シナ海、知的財産権、貿易、テクノロジーを巡る対立は、バイデン政権に変わるかトランプ政権が続くかにかかわらずエスカレートすると指摘した。

Key Speakers and Interviews at the APEC CEO Summit

イアン・ブレマー氏

写真家:チョ・ソンジュン/ブルームバーグ

  「バイデン氏が大統領になったとしても激しい対立があり、米中間に信頼はないだろう」と電話インタビューで述べた。

  11月3日の米大統領・議会選を控え、米中間の緊張は過去数週間で高まっている。米国務省は26日、地上発射型の対艦ミサイル最大24億ドル(約2500億円)相当の台湾への売却を承認する意向を明らかにした。これに対し中国は、ボーイングの関連部門とロッキード・マーチン、レイセオン・テクノロジーズに制裁を発動すると発表した。

  ブレマー氏によると、中国当局者の間では米選挙の結果を巡って意見が割れている。習近平国家主席の経済顧問らは概してバイデン氏の勝利を望んでいるが、国家安全保障当局者の一部は、トランプ政権が国際社会での米国の信頼性を弱めているとの理由でトランプ氏を好んでいるという。

  「両国間で冷戦になると思わないが、多くの重要な分野で対立があるだろう」と同氏は語った。

原題:
Bremmer Warns of ‘Enormous’ U.S.-China Confrontations After Vote(抜粋)

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