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ヘッジファンド、株式投資非開示の夢かなわず-SEC規則緩和見送り

米証券取引委員会(SEC)は、ほとんどのヘッジファンドに株式保有開示の義務を事実上免除することになる規則緩和を見送った。市場の透明性を低下させるとして、株式公開企業などから批判が集まったためだと、事情に詳しい関係者が明らかにした。

  SECが検討していた変更は、35億ドル(約3600億円)以上の株式を保有するファンドのみに保有銘柄の開示を義務付けるもの。現行では1億ドル以上としている。SECは変更見送りの決定を公表してはいないが複数の職員には伝えたと、関係者が内部情報だとして匿名を条件に述べた。

  資産運用会社は株式の保有について、3カ月ごとに「フォーム13F」で開示しなければならない。ファンドの株式ポートフォリオをうかがうことができる資料として、企業や金融機関のアナリスト、競合する運用会社がこれに注目している。

  開示義務が生じる保有株の下限を35億ドルに引き上げる案への批判は、SECが7月に示した直後に押し寄せた。SECの上級当局者らは反対の強さに驚いたと、関係者が述べた。SECの報道官は提案が廃案になったかどうかについて、コメントを控えた。

原題:
Hedge Funds’ Shot at Stock Secrecy Fades as SEC Shelves Revamp(抜粋)

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