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Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg
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アメックス、プレミアムカードの特典を再び拡大-顧客つなぎ止めで

  • プラチナやゴールドカードなどの所有者にウーバーのイーツパス提供
  • 消費者の外出自粛でカード利用額減少、コロナ危機下の特典見直し
Signage is displayed inside the American Express Co. Centurion Lounge during a media preview event at Los Angeles International Airport (LAX) in Los Angeles, California, U.S., on Thursday, March 5, 2020.
Photographer: Patrick T. Fallon/Bloomberg

米クレジットカード会社アメリカン・エキスプレス (アメックス)は26日、一部のプレミアムカードの付帯特典を再び拡大すると発表した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)に伴う会員減少を抑えようとしている。

  発表資料によれば、同社のプラチナ、ゴールド、グリーンカードの所有者は米ウーバー・テクノロジーズのイーツパスに無料でアクセスできるようになる。通常なら年間119ドル(約1万2500円)かかるこのパスがあれば、ウーバーの料理配達サービスを割安で利用できる。さらに、ゴールドカードの顧客は来年の早い時期から配車や料理配達に使えるウーバーキャッシュを1カ月当たり10ドル受け取れるようになる。

  アメックスのグローバル・プレミアム製品・特典担当エグゼクティブバイスプレジデント、レイチェル・ストックス氏は発表資料で、「当社のカード会員は食の体験を強く望んでおり、そうした特別な体験を自宅で楽しめる料理配達サービスを引き続き求めていると考える」と指摘した。

  アメックスは旅行と食事の特典で以前から知られるが、新型コロナ感染防止で消費者が外出を自粛する状況下で、カード利用額が減少。このため同社は人気の高い一部カードを迅速に刷新し、顧客のつなぎ止めを図っている。

  そうした取り組みは奏功しつつあるようだ。自社会員の自主的な退会率は1年前の水準を引き続き下回っている。7-9月(第3四半期)のカード手数料収入は15%増の12億ドルと、非金利収入で唯一プラスとなった。

  アメックスが23日発表した7-9月期の利益はアナリスト予想を下回り、同社は10-12月(第4四半期)には市場予想以上にマーケティングと事業開発に資金を投じると表明した。

アメックス、コスト削減が目標に及ばず-顧客獲得を優先

原題:
AmEx Sweetens Premium Card Rewards, Again, With New Uber Perks(抜粋)

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