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ウォール街、「ブルーウェーブ」心配無用-トランプ時代の友人去らず

  • バイデン氏が大統領になっても解任する法的手段はほぼないに等しい
  • クオールズFRB副議長やカラブリアFHFA局長も残留か

11月の米大統領・議会選の結果がどうあれ、トランプ政権下で銀行業界に最も優しかった規制監督当局者の一部は留任する可能性があり、民主党候補のバイデン前副大統領が当選し、民主党が上下両院でも多数を占める事態を心配するウォール街の経営幹部は安堵できるかもしれない。

  連邦準備制度や他の機関で要職を占め、留任が予想されるこれらの当局者は、数カ月から数年の任期を残している。政治から本来隔離されるはずの独立監視機関に勤務する彼らは、退任を求める圧力に抵抗することが可能であり、バイデン氏が大統領になった場合も解任する法的手段はほぼないに等しい。

  連邦準備制度や連邦預金保険公社(FDIC)からファニーメイ(連邦住宅抵当金庫)とフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)を監督下に置く米連邦住宅金融局(FHFA)に至るまで、これらの当局者は、民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員や他の進歩派の政策目標達成を少なくとも一時的に阻止することができるだろう。  

Fed Vice Chair Randal Quarles Testifies Before House Financial Services Committee

FRBのクオールズ副議長

写真家:ザックギブソン/ブルームバーグ

  ウォーレン議員らの政策リストには、トランプ政権下で緩和された厳しい金融ルールの再導入や低所得層向けの融資促進が含まれる。

  ヘルシー・マーケッツ・アソシエーションのタイラー・ゲラッシュ氏は「それらの人々は職にとどまり、影響力を行使できる。行政機関は直ちに入れ替え可能だが、独立機関には任期があり、それがしばしば状況の変化を遅らせる」と指摘した。

Senate Banking Committee Hearing Examining House Regulators

FHFAのカラブリア局長

写真家:アストリッド・リーケン/ワシントン・ポスト/ブルームバーグ

  そのような当局者としては、連邦準備制度理事会(FRB)のクオールズ副議長(銀行監督担当)やFHFAのカラブリア局長の名前が挙げられる。クオールズ氏は、バイデン政権でも職にとどまるかとの質問に対しコメントを控えた。カラブリア氏は任期を全うする意向を公に示している。

原題:Wall Street’s Best Blue Wave Defense Is Crew of Trump Holdovers(抜粋)

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