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かんぽ生命:オルタナ・国内株増加、円金利資産は減少-20年度下期

かんぽ生命保険は2020年度下期(10月-21年3月)の運用で、オルタナティブ(代替)資産の残高を数百億円程度増やすほか、国内株も下落局面を狙って積み増す。一方、償還を多く抱える円金利資産は減少、外国債券は横ばい。

  春名貴之執行役運用企画部長は27日の記者向け電話会議で、オルタナティブ資産について、株価との比較も踏まえると「依然として投資妙味のある分野が存在しており、通常のペースプラスアルファで積み上げていく」と述べ、恒常的に残高を増やしていく方針を示した。具体的にはプライベートエクイティ(PE)とインフラファンド、国内外の不動産ファンドを有力視していると言う。

  国内株は新型コロナウイルスの感染拡大に対応した財政・金融政策の支えもあって「仮に下げても短期的に戻す可能性が高い」と指摘。日経平均株価で「2万円割れを一つの目安として徐々に買い下がるイメージだ」と説明した。

  円金利資産は償還が通年で「兆円単位」に上るため、残高は減少する見通し。ただ、「世界的な低金利環境が今後も続くとみられる中で日本国債の超長期利回りはじわり上昇しており、各国ソブリン債と比べても魅力が高まっている」と言い、20年物国債の利回り0.5%程度を一つの目安としつつ、30年物や40年物もALM(資産と負債の総合的管理)の観点から購入する意向だ。

  上期に減らしたヘッジ外債は横ばい。ヘッジコストが日米短期金利差の縮小で低下している上、信用リスクの対価として得られる金利の上乗せ分が魅力的なため、投資適格級の米国の社債を中心に投資する。ドル・円相場は基本的にレンジ圏で推移するとみており、オープン外債は横ばいとなる見込み。  

計画の主なポイント

  • 円金利資産:減少
  • ヘッジ付き外債:横ばい
  • オープン外債:横ばい
  • 国内株式:増加
  • 外国株式:横ばい
  • オルタナティブ:増加

2020年度末のマーケット環境見通しは以下の通り。

  • 国内金利(10年国債):0.00%(▲0.20%~0.20%)
  • 米国金利(10年国債):0.80%(0.50%~1.20%)
  • 日経平均株価:2万3000円(1万9000円~2万5000円)
  • ダウ平均株価:2万8000ドル(2万4000ドル~3万ドル)
  • 為替水準:1ドル=104円(100円~110円)、1ユーロ=123円(115円~130円)
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