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【新型コロナ】リリー抗体医薬の米治験終了、香港が一部検査義務化も

更新日時
  • 抗体反応が時間とともに減退する可能性示す-英調査
  • 米国で高年齢層の新型コロナ感染が増加傾向、当初の若年層中心から
Madrid Plans to Appeal Spain's Order for Tougher Virus Curbs
Photographer: Paul Hanna/Bloomberg
Madrid Plans to Appeal Spain's Order for Tougher Virus Curbs
Photographer: Paul Hanna/Bloomberg

香港の林鄭月娥(キャリー・ラム)行政長官は27日、新型コロナウイルス関連の厳しい制限措置を徐々に緩める中で、公共のビーチの閉鎖を解除すると表明した。また、香港政府は新型コロナ感染症(COVID19)の症状が出ているグループなどを対象にしたコロナ検査の義務化の法制化に向けた作業を開始した。

  インペリアル・カレッジ・ロンドンと世論調査会社イプソス・モリが発表した調査結果によると、英国で無作為に抽出された36万5000人が家庭で新型コロナ検査を自分で行った結果、9月時点の抗体保有者の割合は4.4%と、6月時点の6%から低下した。これは新型コロナへの抗体反応が時間とともに減退する可能性を示している。

  米製薬会社イーライリリーは26日、COVID19治療向け抗体医薬品を入院患者に投与する臨床試験が終了すると明らかにした。米国立衛生研究所(NIH)が主導するこの試験は今月中断していた。同社はこの抗体医薬が病状の進行した段階にあるコロナ入院患者の回復を助ける可能性が低いことを示唆するデータに基づき決定したと説明した。

イーライリリーのコロナ向け抗体医薬、一部のNIH主導治験終了  

  英オックスフォード大学とアストラゼネカが共同開発したワクチン候補の臨床試験で、年齢が高めの成人と高齢者に強い免疫応答が見られた。

アストラとオックスフォードのコロナワクチン、高齢者に強い免疫応答

  米国での新型コロナ感染急増を背景に、26日の米株式相場は約1カ月ぶりの大幅安となった。

【米国市況】S&P500種、1カ月ぶり大幅安-コロナ再拡大を警戒

  現在、米国で新型コロナウイルスの新規感染が急増しているが、当初は若年層が中心だった。しかし、次第に重症化リスクの高い高年齢層の感染が増え始めていることが米疾病対策センターのデータで明らかになった。

米国で高年齢層の新型コロナ感染が増加傾向、当初の若年層中心から

  チェコは新型コロナの感染拡大抑制に向け28日から全土を対象に夜間外出を禁止する。

  フランスでは26日、新型コロナ感染症(COVID19)による入院患者が1307人増えて1万7784人に達した。4月2日以来の大幅増加となった。集中治療を受けている患者数も4月初め以降で最も大幅に増えた。新規感染者は2万6771人。新規感染者の7日間平均は前日から5.6%増の3万6000人強。

  世界保健機関(WHO)の新型コロナ担当技術責任者、マリア・バンケルコフ氏はパンデミック(世界的大流行)の震源地となっている欧州各国の状況について、全国的なロックダウン(都市封鎖)を回避できることをなお望んでいると語った。テドロス事務局長はメルケル独首相と、より協調的な欧州のコロナ対応について話し合っていると述べた。

  ニューヨーク州のクオモ知事は、米国は感染拡大を抑制するつもりはないとのメドウズ米大統領首席補佐官の発言を前日に続き批判。「闘う前から降伏したも同然だ」と記者会見で述べた。「抑制はできないと思えば、抑制に取り組むこともない。連邦政府はこれまで一度もウイルスを抑制しようとしなかった」と不満を募らせた。

  米ジョンズ・ホプキンス大学の集計によると、世界の感染者数は4340万人を超え、死者は115万人を上回った。

原題:H.K. May Compel Some Tests; Lilly U.S. Trial Ends: Virus Update(抜粋)

(イーライリリーの臨床試験や香港の情報などを追加して更新します)
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