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アリババ傘下のアント、上海と香港のIPOで総額約3.6兆円調達へ

  • アントがIPO価格決定、史上最大の規模のIPOに
  • グリーンシューオプション行使なら調達額は400億ドルにも
Employees sit at a table near an Ant Group Co. mascot displayed at the company's headquarters in Hangzhou, China, on Monday, Sept. 28, 2020.

Employees sit at a table near an Ant Group Co. mascot displayed at the company's headquarters in Hangzhou, China, on Monday, Sept. 28, 2020.

Photographer: Qilai Shen/Bloomberg
Employees sit at a table near an Ant Group Co. mascot displayed at the company's headquarters in Hangzhou, China, on Monday, Sept. 28, 2020.
Photographer: Qilai Shen/Bloomberg

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中国の電子商取引会社アリババグループ傘下の金融会社アント・グループは、上海と香港での新規株式公開(IPO)でそれぞれ170億ドル(約1兆8000億円)余りを両市場から集める見通しだ。史上最大のIPOとなりそうだ。

  アントの上海上場株の価格は1株当たり68.8元(約1080円)、香港上場株は80香港ドル(約1080円)に決まった。届け出資料によれば、アントの企業評価額はIPO前で約2800億ドルで、両市場を合わせたIPO規模はグリーンシューオプション行使前で約345億ドルとなる。

  この規模は、昨年のサウジアラムコのIPO(290億ドル)を上回る。

  香港と上海でグリーンシューオプションが行使されれば、アントはさらに51億7000万ドルを調達できる。この場合、企業評価額は約3200億ドルに達し、JPモルガン・チェースを上回るほかゴールドマン・サックス・グループの4倍を超える。

  発表によると、上海IPOの事前協議では当初のオフライン発行部分について機関投資家から284倍以上となる760億株の応募があった。

  中国国際金融(CICC)と中信建投証券が上海IPOの主幹事を務め、香港はCICCとシティグループ、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが主幹事に起用されている。

  上海証券取引所に提出された目論見書によれば、アントが中国で新たに発行する株数はグリーンシューオプション前で最大16億7000万株で、発行済み株式の5.5%に相当する。香港でも同数を発行し、合計で約33億株となる。香港上場は11月5日。

  現在アント株の約33%を保有するアリババが、上海上場株7億3000万株を取得することで合意しており、IPO後の持ち分は約32%となる。上海市場での銘柄コードは「688688」。

原題:
Jack Ma’s Ant Raises About $34.5 Billion From Asian IPOs(抜粋)

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