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債券上昇、海外コロナ再拡大でリスク回避の買い-2年入札は無難通過

更新日時

債券相場は上昇。米欧の新型コロナウイルス感染再拡大で世界経済の先行き不透明感が強まり、リスク回避の買い圧力が掛かった。この日に実施された2年債入札は無難な結果との指摘が聞かれた。

  • 新発10年債利回りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.025%
  • 長期国債先物12月物の終値は7銭高の152円00銭。前日の米国市場で長期金利が低下した流れを引き継ぎ、寄り付きから堅調に推移し、一時は152円5銭まで上昇
先物中心限月の日中取引推移

市場関係者の見方

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジスト

  • 米国の新型コロナ感染再拡大も意識され始めており、海外市場のリスク回避の動きを受けて国内でも債券がしっかり
  • ただ、米大統領選挙を控えてさまざまな不透明要因があるため積極的な取引はなく、利回りの低下は限定的
  • 大統領選が終わるまで持ち高調整が中心になると思われ、下値では買われるが、国債増発への警戒感で上値を買う動きはない

2年債入札

  • 最低落札価格は100円45銭5厘と、市場予想と一致
  • 投資家需要の強弱を反映する応札倍率は3.98倍と、前回の4.02倍を下回り、昨年9月以来の低水準
  • 小さければ好調を示すテール(最低と平均落札価格の差)は6厘、前回は5厘
  • 岡三証の鈴木氏
    • 銀行勢による担保需要に加え、足元ではリスク回避の安全資産需要や海外勢の日本国債買いが回復傾向ということもあり、無難に消化

背景

新発国債利回り(午後3時時点)

2年債5年債10年債20年債30年債40年債
不成立-0.100%0.025%0.405%0.630%0.660%
前日比横ばい-0.5bp横ばい-1.0bp-1.0bp
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