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明治安田生命:円債積み増し、外債は減少-20年度下期運用計画 (1)

更新日時
  • 投資財源は通年約3兆9000億円、円債やヘッジ付クレジット物を増加
  • 20年や30年物の利回りは投資しやすい金利水準になってきた-中野氏

明治安田生命保険は2020年度下期(10月-21年3月)の運用計画で、円建て債券の残高を国内金利が上昇した局面をとらえて増やす。外国債券は利回りの低いソブリン債や為替差損の回避措置(ヘッジ)を講じないオープン債を中心に減らす一方、信用リスクを取って高めの利回りを狙うクレジット物は為替ヘッジ付きで増やす方針だ。

  中野康一運用企画部長は26日の記者説明会で、保険などの販売による新規資金と債券の償還分を合わせた投資財源が通年で約3兆9000億円になると述べ、その約45%を円債やヘッジ付きソブリン債、約1割をクレジット物のヘッジ外債、約4割を株式とオープン外債、外国投信等に振り向けると説明した。上期と下期はほぼ同程度のペースで進ちょくしていると言う。

  日本国債の運用については、「主な投資対象となる残存20年物や30年物の利回りは投資しやすい金利水準になってきた」と指摘する半面、「絶対水準はまだ低いのでヘッジ外債との比較で全面的に円債というほどではない」と話した。

  為替ヘッジ付き外債は「通常のソブリン債だと目標とする収益に届かないので、シングルAからトリプルB格フラットの社債で利回りが得られる銘柄を選別して投資している」と説明。外国投信等は「買いたい量を確保するためには現地の運用会社に任せた方が良い」と判断しており、投資適格債を対象に増やす方針だ。

計画の主なポイント

  • 円建て債券:増加
  • ヘッジ付き外債:ソブリン等は減少、クレジット物は増加
  • 国内貸付:横ばい
  • 株式:減少
  • オープン外債:減少
  • 外国投信等:増加
  • 投資用不動産:やや増加

【26日までに2020年度下期運用計画を明らかにした生保一覧、単位:億円】

単位:億円国内債外債ヘッジ外債オープン外債国内株外国株

オルタナティブ

/新規成長

明安増加減少

ソブリン等は減少

クレジット物は増加

減少減少
住友増加増加減少増加増加増加
富国横ばい100横ばい100
太陽増加横ばい横ばい横ばい

オルタナティブ

増加

大樹減少減少増加横ばい増加
大同増加減少減少横ばい~増加
横ばい~増加

【2020年度の金融環境見通し一覧:()内は20年度末の水準】

国内金利
(%)
米国金利
(%)
日経平均
(円)
ダウ
(ドル)
ドル円
(円)
ユーロ円
(円)
明安

▲0.15~0.15

(0.00)

0.5~1.3

(0.8)

19500~26000

(22000)

23000~30500

(26000)

101~110

(106)

116~131

(126)

住友

▲0.20~0.20

(0.00)

0.40~1.30

(0.90)

20000~27500

(23500)

24000~30500

(28000)

100~112

(108)

115~135

(127)

富国▲0.30~0.20
(0.00)
0.30~1.50
(0.80)
18000~24000
(23000)
22000~29000
(28000)
95~115
(108)
105~130
(120)
太陽

▲0.10~0.10

(0.00)

0.30~1.30

(1.00)

19000~25000

(23000)

21000~30000

(28000)

100~110

(105)

120~130

(124)

大樹

▲0.10~0.10

(0.00)

0.60~1.40

(1.00)

20000~26000

(23000)

24500~28500

(27000)

101~111

(106)

120~132

(126)

大同

▲0.20~0.20

(0.05)

0.5~1.1

(0.9)

21500~25000

(24000)

25000~30500

(29500)

100~110

(104)

119~130

(123)

※住友生命、富国生命、大同生命、太陽生命は20年度下期のレンジ(21年3月末予想)

※大樹生命は20年度末のレンジ(21年3月末中心)

(第2-4段落を追加します)
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