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フランス政府、駐トルコ大使を召還-エルドアン大統領の発言に抗議

  • イスラム過激派取り締まり強化との仏大統領の表明後に亀裂深まる
  • 「欧州はイスラム教徒にとってますます危険に」-トルコ大統領側近

トルコはイスラム教徒の処遇を巡り欧州諸国に対する反発を強めている。エルドアン大統領はフランスのマクロン大統領には「精神の治療」が必要だとの発言を繰り返し、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるトルコと欧州同盟諸国の亀裂がさらに深まる恐れがある。

  フランス大統領府は24日、エルドアン氏の「過度」で「下品」な発言は「容認できない」とし、アンカラの駐トルコ大使を召還すると表明。「エルドアン氏の政策は危険であり、方向を変更するよう求める」とした。在トルコ大使の召還は初めてで、「強い外交的シグナル」を送るものだと、大統領府当局者は説明した。

  これに対し、エルドアン大統領は25日にテレビ放映された演説で、「24日にも述べたが、もう一度言う。マクロン氏は検査が必要だ」と話した。

  パリ郊外で今月、学校教師がイスラム原理主義者に殺害された事件を受け、マクロン大統領はイスラム過激派の取り締まりを強化すると表明。これに対し、エルドアン氏は宗教的な不寛容さを示すものだとマクロン氏を非難した。

  トルコ大統領府通信局のアルトゥン局長は25日の一連のツイートで批判の対象をフランス以外にも拡大。「欧州はイスラム教徒にとってますます危険な場所になっている」と主張した。

  マクロン大統領は、トルコによるリビア内戦への介入や東地中海でのエネルギー探査推進など、地域大国を目指すエルドアン氏の政策を長年批判してきた。ナゴルノカラバフを巡る領土紛争で9月にアゼルバイジャンとアルメニアの新たな軍事衝突が起きた際、トルコは同盟国アゼルバイジャンの支持を表明していた。

原題:Erdogan Revives Call for Macron to Get Help as Tensions Rise (3); France Recalls Ambassador to Ankara After Erdogan Comment(抜粋)

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